卵を電子レンジに入れると爆発するって聞いたことがあるけど、ゆで卵は加熱できるのかな?
ゆで卵は、工夫をしないと電子レンジで加熱することはできません!
簡単に料理を温めることのできる電子レンジは、今では家庭には欠かせない便利家電の1つですよね。
そんな電子レンジですが、ゆで卵を加熱すると、ゆで卵内部に水蒸気が発生することによって爆発してしまいます。
しかし、電子レンジでゆで卵を安全に加熱する方法を知ることで、爆発せずに温めることができるんです!
この記事では、ゆで卵を安全に温める3つの方法、電子レンジを使ったゆで卵や半熟卵の作り方、電子レンジで使える卵の便利グッズについて紹介!
ゆで卵や半熟卵にも電子レンジを賢く使って、家事を楽にしてみませんか♪
ゆで卵を電子レンジ加熱で爆発せずに温める3つの方法
ゆで卵が入っている料理を、電子レンジで温めよう!と思った時、ふと「卵って電子レンジで爆発しないのかな?」と頭によぎったあなた…!
そうです、ゆで卵は電子レンジで加熱すると爆発してしまいます!
温めて食べようと思っていた料理が爆発…ショックが大きすぎますよね。
しかし、ゆで卵を電子レンジで安全に加熱する方法があるのです!
ここでは、ゆで卵や卵が爆発する理由、ゆで卵の安全な温め方、他に電子レンジでの温めができないものについて紹介していきます。
ゆで卵を電子レンジで安全に温める方法は3つある
爆発の危険性があるゆで卵ですが、温める時のポイントとして3つの方法を知ることで、電子レンジでも爆発を防ぎ加熱することができます!
①ゆで卵に数カ所穴をあけてから加熱する
穴をあけることによって、内部に発生した水蒸気を逃がすことができるので、爆発を防ぐことができます。
穴は、ゆで卵の黄身を貫通して反対側まで出るように開けることがポイントです!
爪楊枝よりも、大きな穴をあけることのできるお箸などで穴をあける方が、より安全に加熱することができますよ!
加熱するときは、低めのワット数で10秒ずつ様子を見ながら加熱して行きましょう。
②アルミホイルで包んで水を入れた耐熱容器に入れ加熱する
ゆで卵を完全にアルミホイルで包み込み、全体が水に浸かる大きさの容器にゆで卵を完全に沈めることで、電子レンジで温めることができます。
アルミホイルで包むことで、ゆで卵に直接マイクロ波が届かずゆっくり温めることができ、水に浸けることで、アルミホイルがマイクロ波に触れるのを防ぐことができます。
電子レンジのワット数や加熱時間は、電子レンジによって異なるので、様子を見ながら温めていってください。
③ゆで卵を半分に切ってから加熱する
ゆで卵を半分に切って加熱することで、水蒸気の逃げ道ができ、爆発を防ぐことができます。
加熱の際は、低めのワット数で様子を見ながら10秒ずつ加熱しましょう。
半分に切っても、白身部分に空気が入っていたりすると破裂する場合があることを覚えておくとよいですね。
ゆで卵は膨張した水蒸気が外に逃げられず爆発する
電子レンジは、発生させたマイクロ波が、食品内に含まれる水分に直接働きかけ、食品を内部から温めることができます。
内部から直接温めることができるため、湯煎などの加熱方法よりも早く温め直すことができるのですね。
しかし、ゆで卵は電子レンジ加熱によって、内部に発生した水蒸気が膨張し爆発してしまいます。
爆発の仕組みを、詳しく見ていきましょう。
電子レンジの食品内部を直接温めることのできる仕組みが、ゆで卵加熱にとっては適していないということがわかりますね。
卵の卵黄部分だけだったら電子レンジで加熱できるのかな?
卵黄部分も、薄い膜に覆われているので、加熱によって発生した水蒸気が逃げられず爆発してしまいます。
どうしても加熱したい場合は、爪楊枝等で黄身も貫通するように穴をあけてから加熱すれば、爆発を防ぐことができますよ。
ゆで卵以外に電子レンジ加熱NGの食品を紹介
ゆで卵同様に、爆発等の危険性があり電子レンジで加熱できない食品があります。
- 卵、トマト、ウインナーなど殻や皮膜のあるもの
- カレールーなどの粘土の高い液体
- いも類
- 鷹の爪やドライフルーツなどの乾物類
- 厚みのある大きなお肉
- 大量の辛いものや焦げたもの
殻や皮膜のある食品は、ゆで卵が爆発してしまうのと同じ仕組みで爆発する可能性があるので、電子レンジでは加熱できません。
カレールーとかシチューはよく電子レンジで温め直していたけど、電子レンジ加熱NGの食品なんだね!
カレールーのように粘土の高い液体を電子レンジで加熱すると、瞬間的に沸騰する「突沸」という現象がおき、液体が飛び散る可能性がありますよ。
粘土の高い液体を電子レンジで加熱するときは、必ずラップをかけ、短い時間で様子を見ながら、少しずつ加熱していくと突沸を防ぎ、温めることができます。
電子レンジで食品を温める仕組みは、食品に含まれる水分がポイント。
いも類は水分の少ない食品なので、電子レンジ加熱には適しません。
加熱調理したい場合は、いも類を入れた容器に少量の水を入れることで、問題が解決します。
鷹の爪は、唐辛子に含まれる「カプサイシン」という揮発性のある辛み成分が加熱によって発火する可能性があります。
その他の乾物系やドライフルーツは水分が少ないので、電子レンジ加熱に適しません。
ドライフルーツの中でも、特にレーズンは加熱によって煙が出ることがあり危険!
厚みのある大きなお肉は、表面ばかりが温まり、加熱むらができるばかりではなく、内部が急激に温まり爆発する危険性がありますよ。
多量の辛いものは、辛み成分が加熱によって揮発し、電子レンジ内に充満するため、扉を開けた時に目への刺激が心配です。
焦げたものは、食品が炭になっている状態のため、電子レンジ加熱で発火する危険性があるので気をつけましょう。
電子レンジで加熱OKな容器と加熱NGな容器を紹介
電子レンジで食品を加熱する時に、なくてはならないアイテムの容器ですが、こちらも電子レンジで加熱できるものとできないものがあります。
容器自体に記載されているものもあるのですが、ここで詳しく紹介していきます。
《電子レンジ加熱OKの容器》
容器の種類 | 注意点 |
---|---|
耐熱性ガラス容器 | ●「電子レンジOK」の表記があるもの |
陶器・磁器 | ●どちらも電子レンジ加熱OK ●ただし、陶器は繰り返しの加熱でひび割れすることがある |
耐熱性プラスチック容器 | ●140℃以上の耐熱性があるもの ●蓋が加熱不可のものもあるので、要注意 |
シリコン容器 | ●140℃以上の耐熱性のあるもの |
耐熱性ラップ | ●140℃以上の耐熱性のあるもの ●ポリ塩化ビニデン素材のものがおすすめ |
紙・木 | ●紙や木は燃える可能性があるため加熱不可 ●耐熱加工されているクッキングシートは加熱できる |
《電子レンジ加熱NGの容器》
容器の種類 | 注意点 |
---|---|
耐熱性のないガラス容器 | ●耐熱性がないものは溶けたり割れたりする |
漆器 | ●ひび割れや、燃焼する危険性があるのでNG |
耐熱性のないプラスチック容器 | ●140℃未満の耐熱温度対応のもの ●溶けたり変形したりする |
金属 | ●加熱によって、火花が出たり、放電したりして電子レンジの故障の原因になる ●金属の絵柄や模様入りの容器もNG ●お弁当用アルミカップもNG |
紙・木 | ●燃焼する危険性があるのでNG |
電子レンジで加熱できるものとできないものをしっかり把握して、安全に加熱していきましょう。
「これは電子レンジで使えるかな?」と迷ったものがあれば、安全を考えて、使用は控えることをおすすめします。
私は大切に使っている食器も、心配なので電子レンジでは使わないようにしています!
ゆで卵の電子レンジでの作り方!半熟卵も作れちゃう♪
あなたはゆで卵をどのように作っていますか?
鍋でお湯を沸騰させて、卵をそっと入れて…と、一見簡単な工程でも、意外と手間がかかりますよね。
実は、ゆで卵や半熟卵は、電子レンジを使って簡単に作ることができるのです!
私もよく、電子レンジでゆで卵を作るのですが、準備するものも水の量も少なく簡単にできておすすめなのです♪
電子レンジを使ってゆで卵を簡単に作る方法を紹介
アルミホイルと水を使って、電子レンジで簡単にゆで卵を作ることができます!
アルミホイルで卵を包むことによって、マイクロ波が卵に直接当たることを防ぎ、卵の内部に水蒸気が発生することもなるのですよ。
では、詳しく作り方を紹介していきます。
用意するものも少なく、また家にあるもので準備できるのはいいですね!
- ①卵をアルミホイルで包む
卵は、完全にアルミホイルで包んでください
- ②アルミホイルで包んだ卵を、耐熱容器に入れる
卵に対して少し大きめの容器がおすすめです
- ③卵全体が浸かるくらいの水を容器に入れる
- ④そのまま容器ごと卵を電子レンジに入れ加熱する
固茹でのゆで卵を作る場合、600w10分で加熱します
- ⑤加熱が終わったら、2〜3分ほど放置してから水につけ殻をむいて完成
この方法を使うと、少ない水の量で簡単にゆで卵を作ることができますよ。
アルミホイルを電子レンジで加熱すると発火の原因になることがあります。
卵を包んだアルミホイルを水に浸すことで、水がアルミホイルに直接マイクロ波が当たることを防ぎ、発火を防止することができます。
この方法を使って、ゆで卵を2つ以上作ることもできます♪
その場合は、卵を1つずつアルミホイルで包み、全ての卵が入る容器で水に浸して加熱します。
加熱時間は使う容器の大きさや水の量でも変わってくるので、お手持ちの電子レンジで実際に試してみてくださいね!
加熱時間は、基本的に卵の数に応じて倍かかると言われているので、複数作る場合は長い時間の加熱が必要になってきます。
ゆで卵をたくさん作りたい場合は、鍋を使って作った方が時間もアルミホイルで包む手間もかからなくていいかもしれません。
この方法は、ゆで卵を1つだけ作りたい時や、コンロがいっぱいの時などにすごく便利な作り方なのね♪
電子レンジを使って複数個ゆで卵を作りたい場合は、あとで紹介する便利グッズの活用をおすすめします!
電子レンジで半熟卵も簡単に作ることができる!
電子レンジを使って、半熟卵も簡単に作ることができます。
こちらも、用意するものが少なく、簡単に作ることができるので、覚えていて損はないでしょう♪
材料を含め、たった3つのアイテムで作ることができます!
- ①耐熱容器に水を入れて卵を割り入れる
- ②卵の黄身に爪楊枝でそっと穴を5箇所ほどあける
- ③ラップを使わないで電子レンジで加熱する
500w…1分10秒、600w…1分が目安
- ④お湯が冷めるまで少し待ち、スプーンでそっと卵を取り出す、または容器のお湯を捨てる
ゆで卵は電子レンジグッズでコツなしで簡単にできる
「電子レンジでもっとたくさんゆで卵を作りたい!」「半熟卵を簡単に作りたい!」という場合に、電子レンジ使える便利なグッズがあります。
100均で購入できる、電子レンジを使った卵の調理グッズも紹介します。
電子レンジをうまく活用して、家事で楽しましょう♪
2つ以上ゆで卵を作りたい時におすすめのグッズはこれ!
「レンジでらくチン!ゆでたまご」シリーズは、2個・3個・4個用とあり、電子レンジでゆで卵をたくさん作りたい場合におすすめです。
作り方は、容器内に水と卵を入れ、600wで11分ほど加熱するだけで簡単にゆで卵を作ることができます♪
見た目も可愛くて、ゆで卵を作るのが楽しくなりそうだわ♪
湯ぎりがついて便利!食洗機対応のレンジ半熟卵調理器
半熟卵を電子レンジでよく作るあなたにおすすめなのが「レンジでフワトロ半熟たまご」。
作り方は、上で紹介した方法と変わらないのですが、こちらのグッズは持ち手がついていて、さらに蓋をしたまま湯切りをすることができるのでとても便利です♪
値段も手頃なので、半熟卵をよく作ったり、より簡単に作ったりしたい場合におすすめですよ!
100均には電子レンジで使える卵グッズがたくさんある!
100円ショップには、電子レンジで使うことのできる卵グッズがたくさんあります!
電子レンジを使った、ゆで卵や半熟卵の作り方は紹介しましたが、100均グッズを使えば、温泉卵やだし巻き玉子も作れちゃうんです♪
また、ゆで卵の殻を簡単に剥くことができるようにするアイテムも100均グッズにありました。
電子レンジ調理に限らず、鍋でゆで卵を作るときに使う「エッグタイマー」も100均にあります。
好みの硬さのゆで卵を作りたいときに便利そうだわ♪
卵に関連するグッズは取り扱いがたくさんあるので、ぜひ100均に行った際はチェックしてみてくださいね♪
まとめ
- ゆで卵は電子レンジで加熱して温めると爆発する可能性があり危険
- ゆで卵を電子レンジで安全に温めるには、「ゆで卵に穴をあける」「アルミホイルを使う」「半分に切る」の3つの方法がある
- 電子レンジはマイクロ波の働きで、食品を内部から温めることができる
- ゆで卵は内部で発生した水蒸気が外に逃げることができず、内部が膨張し爆発する
- ゆで卵以外にも、殻付きのものや辛いものなど電子レンジで加熱すると危険な食品がある
- 電子レンジで耐熱性の容器などの加熱することのできるものと、金属を使った容器など加熱できないものがある
- ゆで卵は、電子レンジでアルミホイルと水を使って簡単に作ることができる
- 半熟卵は、耐熱容器と水を使って電子レンジで簡単に作ることができる
- 電子レンジでゆで卵や半熟卵を簡単に作ることのできる市販の便利グッズを2つ紹介
- 100均には、電子レンジで「温泉卵」「茶碗蒸し」「だし巻き卵」などを作ることのできる卵に関連したグッズがたくさんある
電子レンジで加熱すると爆発する危険性のあるゆで卵ですが、穴をあけたり、アルミホイルを使ったり、半分に切ったりすることで安全に温めることができます。
また、電子レンジを使って簡単にゆで卵を作ることができるのは、家事の手間を減らすことができ助かりますね!
この記事で紹介した方法や便利グッズを使って、電子レンジで卵調理を楽しんでみてください♪