服に付いた日焼け止めの黄ばみは、酸素系漂白剤を使う落とし方で簡単に落とせます!
せっかくの大事なお洋服が黄ばんでしまうと、テンションもダダ下がりですよね。
日差しの強い春や夏、日焼け止めは外出時の必須アイテムですが、服に付いてそのまま放置すると黄ばみの原因になってしまいます。
ですが、身近にあるアイテムを使えば、服を傷つけずきれいに黄ばみを落とせますよ。
この記事では、服に付いた日焼け止めの簡単な落とし方と黄ばみが付く理由、外出先での応急処置方法を詳しく解説します。
服に付いた日焼け止めの黄ばみを落とそうとして逆にピンク色になってしまったなら、ウタマロ石けんがおすすめ。
ほかの頑固な汚れと同じように、しっかりと落とせます。
専用ケースでしっかり石けんを固定できるので、どうしても落としたい黄ばみ対策にいいですよ。
服の日焼け止めの黄ばみの落とし方を種類別に3つ紹介
たとえ同じ種類の日焼け止めを使っていても、黄ばみの種類によって落とし方は違います。
日焼け止めが原因でできる黄ばみは、大きく分けて以下の3種類。
- 服に付いてから時間が経った濃い黄ばみ
- 服に付いたばかりの白いシミ
- 塩素系漂白剤を使ってピンク色に変色したシミ
日焼け止めで付いた黄ばみなら、どれも同じ落とし方でいいと思うかもしれません。
しかし落とし方を間違えると、逆に黄ばみが広がったり落としづらくなったりする原因になることも。
黄ばみの状態によって適切な洗剤を選べば、頑固な汚れでもきれいに落とせますよ!
ここでは服に付いた日焼け止めの黄ばみの落とし方を3種類、それぞれ詳しく紹介します。
時間が経った黄ばみは酸素系漂白剤できれいに落ちる
服に付いた日焼け止めの黄ばみは酸素系漂白剤を使うときれいに落とせます!
この黄ばみは服の色が変色したのではなく、日焼け止めに含まれる成分が変色しただけ。
日焼け止めに含まれる成分をしっかり落とせば、黄ばみはきれいになりますよ。
用意するものはこちら。
- 酸素系漂白剤
- 乾いたタオル
- 歯ブラシ
黄ばみの落とし方は以下のとおりです。
- 手順①シミの部分に酸素系漂白剤を付けてやさしくもみ込む。
- 手順②そのまま10分程度放置する。
- 手順③乾いたタオルを下に敷き、上から歯ブラシでトントンたたく。
- 手順④水で洗い流して洗濯機へ。
もし1回で色が落ちない場合は一度水で洗い流してから、①~③の工程を繰り返してください。
黄ばみを下のタオルに落とすイメージで軽い力でトントンすると、服へのダメージを最小限に抑えられます。
酸素系漂白剤を使えば、日焼け止めの黄ばみはしっかりきれいに落とせるのでぜひ試してみてくださいね!
白いシミの場合は台所用中性洗剤とクレンジングオイル
黄ばみにはなっていない白いシミの場合は、台所用中性洗剤とクレンジングオイルを混ぜた洗剤を使えばきれいに落とせます!
白いシミは日焼け止めが付着してからそれほど時間が経っていない状態。
この程度ならいつもどおりの洗濯できれいになのではと思うかもしれません。
しかし、ここで手を抜かずにしっかりと汚れを落とせば、黄ばみになることを防げるのです。
用意するものはこちら。
- 台所用中性洗剤
- クレンジングオイル
- 乾いたタオル
- 歯ブラシ
日焼け止めの白いシミの落とし方は以下のとおりです。
- 手順①台所用中性洗剤とクレンジングオイルを1:1の割合で混ぜる。
- 手順②乾いたタオルを下に敷き、シミの部分に混ぜた1の洗剤を塗る。
- 手順③歯ブラシで上からトントンする。
- 手順④下に敷いたタオルをズラしながら繰り返しトントン。
- 手順⑤シミが落ちたら水で洗い流して洗濯機へ。
基本的には黄ばみを落とすときとやり方はほとんど同じ。
ここでの注意点は、なるべくシミの部分だけに洗剤を付けること!
シミ以外の部分に付けると、クレンジングオイルで溶けた日焼け止めの油分が周りに広がってシミが大きくなる原因になってしまいます。
洗剤はドバっとかけずに、歯ブラシの先にちょんちょんと付けて少しずつシミになじませるようにしましょう。
もし使用されている日焼け止めがウォータープルーフの場合、少し落としづらいかもしれません。
そんなときは、洗剤に混ぜるクレンジングオイルの量を少しずつ増やして、よくなじませて様子を見ながらトントンしてみてください。
日焼け止めの成分はファンデーションのような化粧品と基本はほとんど同じ。
クレンジングオイルは日焼け止めと混ざり合い汚れを浮かす効果があります。
台所用中性洗剤とクレンジングオイルを合わせることで、日焼け止めの白いシミもきれいに浮かせて落とせますよ!
ピンク色になってしまったらケイ酸塩入り石けん
服に付いた日焼け止めがピンク色になってしまったら、ケイ酸塩入り石けんを使えばきれいに落とせます!
日焼け止めの黄ばみに塩素系漂白剤を使うと、日焼け止めの成分が化学反応を起こしてピンク色なってしまうので要注意!
私は以前、白シャツに付いた黄ばみを落とそうと塩素系漂白剤を使ったら、鮮やかなピンク色になり、服を処分しようかと諦めそうになりました。
しかし、諦めなくて大丈夫です!
日焼け止めの成分が変色しているだけなので、ケイ酸塩入り石けんでその成分を洗い流せば色はちゃんと落ちます。
用意するものはこちら。
- ケイ酸塩入り石けん
- バケツ
- ぬるま湯
ピンク色のシミの落とし方は以下のとおりです。
- 手順①バケツにぬるま湯を入れて変色部分を浸す。
- 手順②ケイ酸塩入り石けんをやさしく塗り込みもみ洗いする。
- 手順③そのまま10以上放置。
- 手順④色が落ちてくるまで2~3の工程を繰り返す。
- 手順⑤ある程度色が落ちたら水で洗い流して洗濯機へ。
白や黄色の汚れと比べて、ピンク色のシミは多少落とすのに時間がかかるかもしれません。
ですが、根気強く洗っていくうちに少しずつ色は落ちてくるので諦めずに頑張ってくださいね!
ケイ酸塩入り石けんとは何かというと、皆さんおなじみのウタマロ石けんが代表的です。
洗濯物はもちろん、生活周りの掃除にもマルチに使えてとても便利なアイテムですよね。
頑固な汚れを落とすことで有名なウタマロ石けんは、ピンク色になってしまった日焼け止めを落とすのにも効果的!
家にひとつは常備しておくといいですよ。
服の日焼け止めの黄ばみの原因は紫外線吸収剤
服に付いた日焼け止めが黄ばみになる原因は、日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤という成分が空気に触れて酸化するためです。
日焼け止めには多くの成分が入っていますが、黄ばみの原因として注目するべきは油分と紫外線吸収剤。
油分は水をはじく性質があるので、通常の洗濯では繊維の奥深くまで入り込んだ日焼け止めを十分に落としきれません。
十分に落としきれていないまま着続けたり放置したりすると、繊維の奥深くにたまった紫外線吸収剤が酸化し黄ばみの原因になってしまいます。
服に付いたばかりの日焼け止めは白いシミの状態で、時間が経つごとに落としづらい濃い黄ばみへと変化していくのです。
もし服に日焼け止めが付いてしまったら、まだ落としやすい白いシミの段階でしっかりと洗い流すようにしましょう。
特に日焼け止めが付きやすい部位は、首周りやそで周りといったフチの部分。
日焼け止めを使った日は、洗濯機に服を入れる前にしっかり確認する癖をつけておくと黄ばみ対策になりますよ!
服の日焼け止めの黄ばみの落とし方は応急処置の方法も
外出先で日焼け止めが服に付いてしまった場合は、メイク落としシートかハンドソープを使って応急処置する落とし方があります。
日焼け止めは何度も塗り直していると、いくら気を付けていてもうっかり服に付いてしまう場合がありますよね。
そのまま放置してしまうと、黄ばみの原因に。
もし日焼け止めが服に付いてしまったら、水で洗うためにすぐ近くの手洗い場に行ってください。
近くに手洗い場がない場合は、乾いたハンカチやティッシュでも大丈夫。
応急処置での日焼け止めの落とし方が分かれば、外出先で日焼け止めが服に付いても慌てずに対処できて黄ばみの防止になりますよ。
ここでは、外出先で日焼け止めが服に付いた場合の応急処置の落とし方をふたつ紹介します。
メイク落としシートを使えば汚れを服から浮かせられる
メイク落としシートを使えば、日焼け止めの成分が服の繊維から浮きあがり水で洗い流しやすくなります。
外出先でできるメイク落としシートを使った応急処置方法は以下のとおり。
- 手順①日焼け止めの付着した部分にメイク落としシートをあててしばらくなじませる。
- 手順②なじんできたらシートで軽くトントンする
- 手順③水で洗い流す。なければハンカチやティッシュなどできれいにふき取る。
メイク落としシートがあれば、水がなくても服に付いた日焼け止めに対処できますよ。
落とすときは、服の生地を強くこすらないようにしてくださいね!
こすってしまうと生地が傷んでしまうばかりか、汚れの部分が広がってしまいます。
擦るのではなくあてたり、トントンしたりしてやさしく落とすようにしましょう。
メイク落としシートは持ち運びが便利なので、服に日焼け止めが付いてしまっても即時対処が可能です。
女性はメイク落としシートを持ち歩いている場合も多いと思いますが、コンビニに売られているので男性もぜひ参考にしてくださいね。
ハンドソープは日焼け止めの汚れをしっかり洗い流せる
ハンドソープは日焼け止めの油分と結合して水で流しやすい状態に変化させるので、日焼け止めの成分をきれいに洗い流せます。
外出先でできるハンドソープを使った応急処置方法は以下のとおり。
- 手順①日焼け止めの油分をティッシュやハンカチなどで取る。
- 手順②日焼け止めが付着した部分にハンドソープを付けてなじませる。
- 手順③やさしくもみこんで水で洗い流すか、ティッシュやハンカチなどでふき取る。
ハンドソープなら最近はトイレに常備してあるところも多いので、手軽に応急処置できますよ。
油分はできるだけしっかりとふき取るようにしましょう!
油は水をはじく性質があり、油分が付いたままだと汚れが広がってしまったり、服の繊維に入り込み落としづらくなってしまったりします。
しっかりとふき取らないままハンドソープで洗っても、日焼け止めは落ちずに黄ばみの原因に。
ティッシュや乾いたハンカチなどでふき取れる油分はできるだけ取っておくと、汚れが広がらずに洗いやすくなりますよ!
以上ふたつの方法はあくまで応急処置。
帰宅したら、できるだけ早く洗濯機で洗濯してくださいね!
まとめ
- 服に付いた日焼け止めの黄ばみの落とし方は、黄ばみの種類によって3つある
- 時間が経った黄ばみは酸素系漂白剤でつけ置き洗いで落とせる
- 白いシミには台所用中性洗剤とクレンジングオイルを合わせた洗剤を使う落とし方で落とせる
- ピンク色のシミはケイ酸塩入り石けんで繰り返し洗うときれいに落とせる
- 黄ばみの原因は紫外線吸収剤が酸化して変色したため
- 外出先で服に日焼け止めが付いても、メイク落としシートかハンドソープを使った落とし方で応急処置ができる
- メイク落としシートがあれば水がない場所でも応急処置できる
- ハンドソープをなじませると日焼け止めは水で落としやすくなる
日焼け止めでできた黄ばみやシミは、時間が経つにつれてどんどん落としづらくなります。
しかし、今回の方法を試せば必ずきれいに落とせるので諦めてはダメ!
もし日焼け止めが服に付いてしまったら放置せず、できるだけ早く今回の方法を試してみてください。
大事なお洋服を長くきれいに着て、おしゃれを楽しみましょうね♪
おしゃれを楽しむために重要なのは、常にきれいに洗える洗剤をそろえておくこと。
ウタマロ石けんなら、ピンク色になった日焼けのシミはもちろん、ほかの服の汚れや掃除にも使えます。
いざというときにすぐに落とせるので、明日までに落としたいといったときにも使えますよ!