杏仁豆腐は何歳から与えるか迷いますが、離乳食完了期になる1歳から食べられるんです。
食がなかなか進まない子でも、ひんやり甘い杏仁豆腐なら喜んで食べてくれそうですよね。
小さなお子さんに与えるときには、量とアレルギーに注意しなければなりません。
食べる量と成分に注意すれば、小さなお子さんも杏仁豆腐は食べられますよ。
アレルギーを持ったお子さんでも食べられる杏仁豆腐の作り方や、小さい子も食べられる市販の商品も紹介。
この記事では、杏仁豆腐が何歳から食べられるか、与えるときの注意点を解説します。
森永乳業の「タニタ監修の杏仁豆腐」は1歳から食べられます。
一般的な杏仁豆腐と比べて、糖質や脂質はとってもヘルシー!
カロリーの摂取しすぎを気にせずに食べられますよ♪
杏仁豆腐は何歳から?1歳から与えてOKだが量は減らそう
冷たくて食べやすい杏仁豆腐は、何歳から食べていいのか気になりますよね。
杏仁豆腐は、離乳食完了期の1歳ごろから食べられます。
ですが、杏仁豆腐は高カロリーなので、全部食べさせると肥満の原因につながることも。
与えるときは、量を調整してあげましょう。
杏仁豆腐が食べられれば、お子さんの食の幅がさらに広がりますね♪
ここでは、杏仁豆腐を何歳から食べさせていいかの疑問に対する答えと理由、注意点について説明します。
低脂肪乳を使ったヘルシーな杏仁豆腐の作り方も紹介するので、参考にしてくださいね。
糖分と脂肪分が意外と高い!少なくしてから与えよう
市販の杏仁豆腐を小さなお子さんに与えるときは、量を減らす必要があります。
子どものおやつの目安量は、1日に必要なエネルギーの10~20%。
体格や運動量、食事の量によって異なりますが、1~2歳児は100~150kcal、3~5歳児は100~200kcalが目安です。
市販されている杏仁豆腐の量とカロリーがこちら。
商品名 | メグミルク アジア茶房 杏仁豆腐 | セブンプレミアム みかん入り 杏仁豆腐 |
内容量 | 140g | 185g |
カロリー | 180kcal | 161kcal |
口当たりのいい杏仁豆腐ですが、カロリーが高いので取り過ぎると肥満につながる恐れも。
杏仁豆腐だけでおなかいっぱいになって、ご飯を食べてくれなくなるのは困りますよね。
小さなお子さんには、杏仁豆腐の量を減らしてから与えましょう。
低脂肪乳を使って手作りすればカロリーひかえめで安心
杏仁豆腐のカロリーが気になるなら、低脂肪乳を使って手作りするのもおすすめです。
低脂肪乳って人工的に手が加えられているから、子どもに与えるのは心配だわ。
低脂肪乳は生乳から乳脂肪分を取り除いているだけで、栄養価は牛乳と同じなんです!
低脂肪乳で作った杏仁豆腐なら、市販のものよりカロリー控えめなので安心して与えられますよ。
今回使った材料はこちら。
低脂肪乳:200cc
砂糖:15g
ゼラチン:5g
アーモンドエッセンス:適量
作り方は下記のとおりです。
- 1砂糖と低脂肪乳の半量を、鍋に入れて火をかける
- 2温まったら、ゼラチンを入れて溶かす
- 3ゼラチンが溶けたら、残りの低脂肪乳を入れて混ぜる
- 4アーモンドエッセンスを入れたあと、型に入れて冷やす
低脂肪乳で作った杏仁豆腐は、牛乳に比べてあっさりしていますが、砂糖の甘味があるので十分満足できますよ!
杏仁豆腐を何歳から食べさせるか迷ったら、1歳からと覚えておいてくださいね。
杏仁豆腐でアレルギー症状が出るなら手作りして解決!
杏仁豆腐はアレルギー症状が出る恐れがあるので、最初に食べさせるときには注意が必要です。
主な材料に牛乳、ゼラチン、アーモンドが使われており、すべてアレルギー成分が含まれています。
知らないまま食べると、アレルギー反応によるアナフィラキシーの恐れがありとっても危険!
アレルギー反応が起こる材料を別のもので代用して杏仁豆腐を作れば、安心して食べさせられますよ♪
ここでは、アレルギーの症状を防ぐ杏仁豆腐の材料や作り方を紹介します。
牛乳アレルギーなら豆乳を使えば甘さと舌ざわりは同じ
牛乳アレルギーをもつお子さんには、豆乳で作った杏仁豆腐がおすすめです。
牛乳は特定原材料の8項目に指定されていて、アレルギーのお子さんも多い食材なんですよ。
アレルギーの症状はじんましんが多く、喉のかゆみや呼吸が苦しくなったり、おう吐や下痢を引き起こしたりもします。
症状が重い場合、意識障害や血圧低下などの症状が現れることも。
お子さんの様子を見ながら、まずは少しずつ与えてみてくださいね。
すでにアレルギーとわかっているお子さんには、豆乳で杏仁豆腐を作ってあげましょう。
牛乳の風味はありませんが、砂糖の甘さでコクも出るのでおいしく食べられますよ♪
材料は、前の項目で紹介した低脂肪乳を豆乳に変えるだけ。
豆乳は無調整豆乳ではなく、調整豆乳を使ってください。
無調整豆乳は大豆の風味が出るので、小さなお子さんには食べにくいかもしれません。
牛乳アレルギーのあるお子さんには、豆乳で作った杏仁豆腐をおすすめします。
ゼラチンアレルギーなら寒天を代用すると味はそのまま
ゼラチンアレルギーで杏仁豆腐が食べられないなら、寒天を使って作るのがおすすめ。
ゼラチンは「特定原材料に準ずるもの」として指定されています。
ほかのアレルギー患者に比べてゼラチンアレルギーは少数ですが、アレルギー反応を起こす場合もあります。
発症すると皮膚の発疹やおう吐、下痢などの症状も。
ゼラチンアレルギーのお子さんには、ゼラチンの代わりに寒天を使って杏仁豆腐が作れますよ。
材料はこちら。
牛乳:200cc
砂糖:15g
粉寒天:2g
アーモンドエッセンス:適量
作り方は、記事の前半で紹介した低脂肪乳の作り方と同じです。
寒天はゼラチンより少ない量で固まるので、入れ過ぎに注意してくださいね!
ゼラチンで作った杏仁豆腐はねっとりとした食感ですが、寒天で作ると口のなかでサラッと崩れていく仕上がり。
ほかの材料が同じでも、あっさりとした印象を与えます。
寒天を使った杏仁豆腐も、ゼラチンのものと同じようにおいしく食べられますよ。
食べたときにすぐ崩れていくので、小さなお子さんにはより向いているでしょう。
ナッツアレルギーはバニラエッセンスでミルクの風味に
ナッツアレルギーのお子さんは杏仁豆腐が食べられないので、バニラエッセンスを使ったミルクプリンがおすすめ。
杏仁豆腐を手作りするとき、風味付けにアーモンドエッセンスを使いますが、ナッツアレルギーのあるお子さんには使えません。
アーモンドもゼラチンと同じように「特定原材料に準ずるもの」の20品目に指定されています。
摂取すると口のなかのかゆみやしびれ、じんましんが出る以外にも、少量でおう吐や下痢も起こすのでとっても危険!
もともと杏仁豆腐は、アーモンドではなく杏仁霜というアンズの種のなかにある「仁」を粉末にしたものを使って作ります。
ですが、安い杏仁霜にはアーモンドパウダーが使用されていたり、風味付けでアーモンド香料が使われていたりすることも。
これは、杏仁霜がアーモンドの風味によく似ているからなんです。
ナッツアレルギーの心配があるお子さんには、アーモンド成分を含まないミルクプリンをおすすめします。
作り方は、記事の前半で紹介しているアーモンドエッセンスの部分を、バニラエッセンスに変えるだけ。
風味は杏仁豆腐と違いますが、優しい甘さとツルンとしたのどごしは変わりませんよ♪
代わりの食材がふたつ以上になっても、おいしく仕上がるので安心してくださいね。
杏仁豆腐にはアレルギー物質がいくつも含まれているので、症状が出るお子さんには代わりになる材料で作ってあげましょう。
タニタの杏仁豆腐なら1歳から安心して食べさせられる
森永乳業から販売されている「タニタ食堂監修の杏仁豆腐」は、離乳食を卒業した1歳のお子さんも食べられます。
市販の杏仁豆腐は量が多く、小さなお子さんは食べきれませんよね。
タニタの杏仁豆腐は小さいパックの4個セットなので、ひとつあたりの量が少なく食べきれますよ。
簡単にアレンジできる杏仁ドリンクの作り方も紹介。
ここでは、タニタの杏仁豆腐が1歳から食べられる理由とアレンジメニューを紹介します。
パックひとつがたったの60g!小さな子も全部食べてOK♪
「タニタ食堂監修の杏仁豆腐」なら、普通食が食べられる1歳以上のお子さんも安心して食べられます。
市販の杏仁豆腐は容量が多いので、そのまま与えると食べ過ぎにつながってしまいます。
幼いうちから肥満で悩みたくありませんよね。
タニタの杏仁豆腐は4個のパックに分けられていて、ひとつがたった60g!
1歳児のおやつの量は100g程度が目安とされているので、全部食べさせても大丈夫ですよ♪
途中であげるのをやめると大泣きするから助かるわ!
健康づくりをモットーとしたタニタが監修しているので、脂質や炭水化物の量もほかの杏仁豆腐と比べて半分しかなくヘルシーです。
原材料に乳成分・大豆・ゼラチンが含まれているので、アレルギーのあるお子さんには食べさせないでください。
杏仁霜の風味がしっかりと効いた杏仁豆腐は大人が食べても満足する味なので、お子さんと一緒に食べておやつタイムを楽しんでくださいね!
シェイクして牛乳を足すだけで杏仁ドリンクが楽しめる
「タニタ食堂監修の杏仁豆腐」は簡単なアレンジで、杏仁ドリンクにしても楽しめますよ♪
そのまま食べてもおいしい杏仁豆腐ですが、ほんの少し手を加えるだけでオシャレなドリンクデザートに変身します。
材料はこちら。
- タニタ監修の杏仁豆腐 1パック
- 牛乳 大さじ1
- お好みのフルーツ 適量
作り方は下記のとおりです。
- 1杏仁豆腐のフタを開けずにしっかり振る。
- 2コップに移してから牛乳を入れて混ぜる。
- 3お好みのフルーツを飾ってできあがり!
冷凍のフルーツを使うと、ひんやり感がアップします♪
仕上がりも、お子さんの小さなコップにちょうど入りきる量。
杏仁豆腐の風味はそのまま、さらに牛乳が加わることでお子さんがより好む味になりますよ。
タニタの杏仁豆腐は1歳から大人まで食べられるので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
- 杏仁豆腐を何歳から食べさせるか悩むなら、牛乳が飲める1歳以降がおすすめ
- 市販の杏仁豆腐は甘くて量も多いので、減らして与える
- 低脂肪乳を使って作った杏仁豆腐ならカロリーが抑えられるので、市販よりヘルシー
- 杏仁豆腐にはアレルギー物質が含まれているので、何歳からでも最初は少しずつ与えて様子を見る
- 牛乳アレルギーなら豆乳を使えば、甘味と食感もよく似たものになる
- ゼラチンアレルギーなら寒天で代用できるうえに、口のなかですぐ崩れるので食べやすい
- ナッツアレルギーなら、アーモンドエッセンスの代わりにバニラエッセンスを使ったミルクプリンにすると、同じ食感が楽しめる
- タニタ監修の杏仁豆腐は、離乳食が終わった1歳以降から食べられる
- タニタの杏仁豆腐に牛乳を合わせるだけで、優しい味わいの杏仁ドリンクができる
杏仁豆腐は何歳から食べさせていいか迷うなら、離乳食がそろそろ終わる1歳以降と覚えておきましょう。
栄養価も高いので、上手に取り入れてくださいね!
杏仁豆腐は甘くて口当たりがいいので、ついあげ過ぎてしまいそう!
タニタ食堂監修の杏仁豆腐は、ひとつあたりの量が少ないので全部食べさせてあげられます。
大人でも美味しいと感じる味なので、親子でおいしく杏仁豆腐が楽しめますよ♪