寝るときにアロマを使うなら、ラベンダーやオレンジスイートなどをリードディフューザー・コットン・スプレーがおすすめ。
リードディフューザーは香りの強さを調整しやすい、コットンは身近にあるもので実践できるなど、それぞれ特徴があります。
また香りによってリラックスや落ち込んだ気分からの脱却など、効果効能も異なるので選び方や組み合わせも重要です。
この記事では寝るときにアロマを使う際の正しい使い方や選び方、注意点を詳しく解説します。
アロマは寝るときの使い方を知って睡眠の質を上げよう
アロマを寝るときに使う場合、以下のような使い方があります。
- リードディフューザー
- コットンやティッシュに垂らす
- アロマスプレー
寝るときにこれらの方法で目的にあったアロマを使うと、気持ちが落ち着き、眠りにつきやすくなります。
何もせずに興奮状態でいるよりも深い眠りにつながるため、睡眠の質を上げる効果が期待できます♪
この項目では、寝るときの使い方や、アロマ以外に睡眠の質を上げる方法を紹介します。
リードディフューザーは置くだけで手軽に始められる
枕元に置いて寝るだけのリードディフューザーなら、使い方が簡単なうえ、毎日セットしなくてもOKなのでおすすめ。
生活の木や無印良品で売っているリードディフューザーを私も利用しています♪
ディフューザーのスティックを増やすと香りが強くなる等、自分で香りを調節できるのがうれしいポイント。
狭い寝室で枕元に置く場合、3〜4本スティックを立てるとちょうどよく感じます。
コットンやアロマスプレーでも香りは調整できますが、ディフューザーが一番調整しやすいと私は思います。
アロマの容器から垂らし過ぎてしまうことも多いので(笑)
スプレーはせっかく作っても、香りが強い時は破棄して作り直す必要がありますし。
ディフューザーはアロマ初心者にぴったりですよ。
もちろん寝るときに使う場合、香りが強すぎると逆に刺激になってしまう可能性もあります。
日中には少し弱いくらいかな?と思う香りの強さが最適でしょう。
ちなみにリードディフューザーは生活の木や無印良品の他、生活雑貨専門店のFrancfrancでも品揃え豊富。
特にFrancfrancではすでにブレンド済みの香りも楽しめるので、ぜひお気に入りの香りを見つけてみてくださいね♪
コットンやティッシュに数滴垂らして香らせる
コットンやティッシュなどに、アロマオイルを数滴垂らしたものを枕元に置く方法も簡単にできるのでおすすめ。
家庭にあるものですぐに始められるので、ディフューザーやスプレーがない場合にまず挑戦してみましょう。
垂らすアロマオイルの量で香りの強さもコントロールできますよ。
寝る前の数分香れば良いので、私は化粧用コットンに2〜3滴染み込ませています。
オレンジスイートやラベンダーなど元の香りが強くないアロマであれば3滴もあれば十分でしょう。
イランイランなど強い香りを用いる場合は1滴にしておかないと、眠るどころではなくなってしまいます。
パジャマの胸ポケットがある場合は胸ポケットへ、トレーナーなどポケットがないときは枕元に置くと香りを感じられます。
オイルが染み込み、ベッドやテーブルを汚してしまう心配があるなら、100均の小皿を用意すると良いですよ♪
お好みの香りと強さで、寝るときにアロマを使う効果を試してみてくださいね。
簡単にできる自分で作るアロマスプレー
好みの香りでアロマスプレーを作り、寝る前に枕カバーや部屋全体に数プッシュするのもおすすめの使い方です。
アロマスプレーは最も香りが弱く感じられる方法。
寝る前にリラックスしたいけど強い香りでは気になってしまうなら、スプレーが良いでしょう。
アルコール対応のアロマスプレーボトルがあれば、材料3つで簡単にできます♪
それでは作り方はこちら↓
- ①ボトルに無水エタノール、アロマオイルの順に入れる。
※アロマオイルは香りを確認しながら量を調節する。
- ②水を加えてスプレーボトルをよく振ってなじませたら完成です。
アロマスプレーを作る際、必ずアルコール対応のスプレーボトルを使用しましょう。
アルコール非対応のボトルを使用すると、化学変化で溶けて変形する危険性があります。
アロマスプレーに最適のボトルも、生活の木など専門店に行けば簡単に入手できます。
アロマオイルと一緒にスプレーボトルも購入しておくと、自宅で簡単に始められますよ。
生活の中にも取り入れてアロマでリラックス♪
寝るときだけでなく、リビングやお風呂などでもアロマの香りでリラックスしておくと睡眠の質の向上の助けになります。
具体的には以下のような方法がありますので、ライフスタイルに合わせて取り入れてみましょう。
- アロマディフィーザーやアロマストーン等を使って、リビングや自分の部屋で香りを楽しむ
- お風呂に数滴アロマを入れて入浴する
- ハンカチやタオル、マスクなどに数滴垂らして香りを楽しむ
アロマオイルにはさまざまな効能があるので、リラックス以外にもうれしい効果が期待できますよ。
あのリラックスできるラベンダーの香りには、なんとゴキブリ対策もできるとか。
詳しくはこちらの記事を読んでみてくださいね。
アロマ以外でよく寝れる様にするには
より睡眠の質を向上させるために、あなたにもできる工夫がいくつかあるので紹介しますね。
- 着心地の良いパジャマを着て眠る
- 寝室をよく掃除をして寝心地の良い落ち着いた空間にする
- 瞑想をしたり、気持ちを落ち着けてから眠る
- お風呂の湯舟に入ると副交感神経が活発になるのでシャワーではなくきちんと湯舟に入る
- 枕が合っていない場合は、自分に合った枕を探す
着心地の良いパジャマを選ぶ上で、綿素材で締め付けのないものがおすすめ。
無印良品やユニクロでは綿素材をたくさん取り扱っていますよ。
瞑想もリラックスには効果的。寝る前の瞑想では呼吸法を意識すると、より効果的♪
どの方法でも、大切なのは副交感神経が活発になってリラックスできること。
あなたに合った衣類や寝具、環境に整えてみてくださいね。
無印良品にもある寝るときのアロマおすすめ5選
ラベンダーやオレンジスイートなど、寝るときにおすすめのアロマを5つ紹介します。
アロマオイルは数多くの香りが販売されており、どれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。
寝るときに使うとリラックスでき、睡眠の質の向上が期待できるアロマを厳選しました。
この項目では無印良品や生活の木でも取り扱われるおすすめの香りを紹介します。
どれもストレス緩和やリラックス効果が期待できるので、自分に合った香りを見つける参考にしてくださいね。
ラベンダーはストレスで興奮状態のときに
リラックス効果や自律神経のバランスを整える効果が期待できる、寝室にぴったりのフローラルな香り。
ラベンダーは副交感神経が有利になり心身がリラックスできるので、安眠効果が期待できます。
アイマスクでもラベンダーの香りがあるくらい、寝るときのアロマの定番でしょう。
ラベンダーにも種類がありますが、寝るときのアロマでは「真正ラベンダー」が最適。
ペパーミントと組み合わせると、体感温度を下げて清涼感があるので夏場寝付きが悪いときにおすすめ。
柑橘類からミント系までいろんなアロマと相性がいいので、後述のアロマともぜひ組み合わせてみてくださいね♪
人気すぎるのか、Amazonや楽天市場での定価販売は2023年12月時点ではみつかりません。
店頭にて探してみてくださいね。
オレンジスイートは気持ちが落ち込んでいるときに
オレンジのような甘酸っぱい香りの柑橘系アロマオイル。
オレンジスイートはストレスを和らげ、気分を前向きにできる作用が期待できます。
私も学生時代に嫌なこと・叱責で気持ちがドーンと落ち込んだ時、オレンジスイートの香りでかなり癒やされました。
ベルガモットと違って、落ち込んだときほどほんのりとした甘い香りに気持ちが軽くなりますよ。
ラベンダーとの相性もよく、学校や職場でつらいことがあった後にはオレンジスイート✕ラベンダーは最強の組み合わせ。
ほんの少しだけイランイランを加えると、血圧低下作用もあるので入眠時には寝付きやすい環境を整えやすくなりますよ。
ゼラニウムは月経の前後やストレスでイライラする時に
ローズの様な華やかな香りとミント系の香りを持ち合わせたフローラルな香り。
ゼラニウムには自律神経、ホルモンバランスを整える効果があり、ストレスによるイライラの緩和が期待できます。
美しい花の香りの秘密がゲラニオールという成分にあるゼラニウム。
ゲラニオールという成分が心を和ませ、ストレスを軽減し、リラックスを促します。
そのため、女性たちの間で化粧品や香水に広く愛用されているほどメジャーな香りの一つ。
ただ妊娠中や授乳中は禁忌など、注意点もあるのでこちらの記事を読んでみてくださいね。
バラのような香りに包まれることで、日常の疲れを癒し、心地よいくつろぎが訪れます♪
忙しい毎日に癒しを求めるあなたにぴったりでしょう。リラックスのひとときを大切にしてくださいね。
ベルガモットは残業等で生活リズムが乱れている時に
オレンジやレモンのような柑橘系の香りがするアロマ。
疲労感やストレスを和らげたい時に有効です。
自律神経に働きかけるので、徹夜や残業、夜勤や飲み会などで睡眠のリズムが乱れた日もスムーズな入眠が期待できますよ。
甘さのない大人な柑橘系の香りならオレンジスイートよりベルガモットがおすすめ。
サンダルウッドは日本人に馴染み深いお香と同じ
香木の一種、日本では白檀(びゃくだん)と呼ばれています。
よくあるお香の香りで馴染み深いので、サンダルウッドは寝る前に神経の興奮を落ち着かせたいときの使い方にぴったり。
その香り成分がもたらす鎮静効果は、安らぎの泉とも言えるでしょう。心に潜む不安感をやさしく包み込み、穏やかな心地よさをもたらします。
また、サンダルウッドは咳止めの効果もあります。
風邪の影が忍び寄るときや、喉の不調が心を悩ませるときに、サンダルウッドが頼もしい味方になります。
頭痛や眠れない夜には、芳香浴だけでなくアロマバスがおすすめ。心の緊張をほぐし、リラックスの時をもたらします。
しかし、注意が必要です。神経が高ぶっている時に使うのが適しています。
心がどっと沈んでいる時には避け、穏やかな気分の時に香りを楽しんでください。
アロマで寝るときは注意点を守って安全に使おう
アロマの香りを広げる方法はいろいろありますが、アロマや道具の使用時に注意点がいくつかあります。
寝るときにアロマキャンドルを使うのは、火災の危険性があるためやめておきましょう。
香りがきつ過ぎると逆効果になる場合もあるので注意です。
この項目では、寝るときにアロマを使う際の注意点を詳しく解説します。
アロマキャンドルは火災の危険性がある
アロマキャンドルを灯したまま寝てしまうと、火災の危険性が高くおすすめできません。
寝るときに寝室でキャンドルを利用する場合、布団など寝具に火が移ってしまう可能性もあるからです。
また、アロマキャンドルはディフューザーやスプレーより香りが強い傾向もあります。
寝る前に強い香りが漂うと、逆に気になって寝付きにくくなる可能性も。
ですがキャンドルのゆらめく炎のリズムには、「1/fゆらぎ」と呼ばれる自然な効果があります。
これは自然界の音や人の心拍数と同じ周波数で、心地よいリラックス効果をもたらしてくれるんですよね♪
もし炎のゆらめきが欲しいのであれば、キャンドルライトとアロマを併用してみてくださいね。
専用ディフューザーや加湿器の活用は安全かつ効果的
リードディフューザー以外にも、タイマー機能のある卓上ディフューザーも寝る前のアロマでおすすめの使い方ですよ。
特にリードディフューザーは容器を倒してしまうと、卓上ディヒューザーよりこぼれやすいのが気になるところ。
卓上ディヒューザーなら水量は少ないですし、安定した設計なことも多く倒れにくいのもメリットですよね。
また最近では加湿器にアロマを入れられるタイプもありますね。
部屋の加湿に、リラックスできるアロマの香りも足せたら一石二鳥♪
私は乾燥する冬のシーズン中は、アロマの炊ける加湿器を使っていますよ。
無印良品でも取り扱いがありますし、最近はドロップ型でカラーライトも楽しめる加湿器も流行っていますよ。
時期に合わせてディフューザーやスプレーなど、上手に使い分けましょう。
ペットや小さいお子さんがいる場合も要注意
特に嗅覚が敏感な犬や猫などのペットと一緒に寝る場合、香りの選び方や強さに注意が必要です。
私たちにとっては好ましい香りでも、ペットにとって苦手な場合があります。
それはペットによって個体差もあるため、アロマ使用時に動物たちの様子が普段と違う場合はすぐに中止しましょう。
また小さいお子さんや、妊婦と同居している場合も、アロマの香りが負担になる場合があるので注意が必要です。
アロマオイルはいい効能も期待できますが、使い方や選び方を間違えると良くない影響を及ぼす場合があります。
不安な場合は、アドバイザーのいるアロマ専門店で選ぶといいでしょう。
好みの香りを探してもらいつつ、その香りの注意点も一緒に確認しておくと安心ですね!
まとめ
- ディフューザーやコットン、アロマスプレーなどあなたに合ったアロマの使い方で、睡眠の質の向上を期待できる
- リードディフューザーは、枕元に置いて寝るだけなので手軽に利用できるのでおすすめ
- コットンやティッシュなどに、アロマオイルを数滴垂らしたものを枕元に置く方法は一番始めやすい
- 好みのアロマオイルでアロマスプレーも、簡単にできて香りの強さを調整しやすい
- 寝るときだけでなく、リビングやお風呂などでもアロマの香りでリラックスしておくと睡眠の質の向上の助けになる
- より睡眠の質を向上させるために、あなたにもできる工夫がいくつかある
- 寝るときにはラベンダー、オレンジスイート、ゼラニウム、ベルガモット、サンダルウッドがおすすめ
- 寝るときにアロマキャンドルを使うのは、火災の危険性があるためやめておくほうがいい
- 特に嗅覚が敏感な犬や猫などのペットと一緒に寝る場合、香りの選び方や強さに注意が必要
この記事では寝るときのアロマの使い方やアロマの種類などを説明しました。
自分が好きなアロマの香りは、リラックスして寝ることができ、睡眠の質の向上が期待できます。
仕事や人間関係でイライラしたり、落ち込んだりした時にアロマの香りを利用して眠ってみてはいかがでしょうか。
ぜひお気に入りの香りを見つけ、正しい使い方でしっかり睡眠をとれる環境を整えましょう。