家の中に大量の小銭はありませんか?
貯金箱でお金を貯めたんだけど、小銭がたくさんになってしまって困ってるのよね…。
小銭が多くなると、お財布がパンパンになってしまったり、持ち運びの際に重たかったりと不便なことが多いですよね。
実は、銀行などで小銭をお札に両替することができます!
銀行では窓口、両替機ともにお札への両替が可能です。
しかし、どちらの方法も、お札への両替には手数料がかかってしまいます。
せっかく貯めた小銭ですが、両替による手数料で減ってしまうのは悔しいですよね。
銀行のATM、駅の券売機やコンビニなどのセルフレジを利用して、無料で両替できるかもしれません!
この記事では、ゆうちょ銀行や大手銀行での両替方法や、土日も両替可能な両替機コインスターについて紹介していきます。
小銭をお札に両替機で替えることができる
小銭をお札に両替機で替えることができます。
街でよく目にする両替機は、お札を小銭に両替するものが多いですね。
銀行に設置してある両替機は、「小銭からお札」への両替も対応しています。
「両替」って、お札を小銭に崩すイメージが強かったわ!
銀行では窓口、両替機の両方で「小銭からお札」への両替を対応しています。
しかし、銀行での両替には手数料がかかるということはご存知だったでしょうか?
次の項目で、両替方法や手数料について具体的に見ていきましょう。
小銭をお札に両替するならゆうちょより三菱UFJ銀行で!
各銀行の両替にかかる手数料を比較していくと、三菱UFJ銀行が1番手数料がかからずに両替することができます。
以前は、ゆうちょ銀行での小銭の取り扱いに手数料の設定はありませんでした。
しかし、2022年1月に硬貨取り扱い料金が新設され、ゆうちょ銀行での両替にも手数料がかかるようになりました。
各銀行ともに両替に手数料の設定がされていますが、金融機関での両替が一番お得なのか比較して見ていきたいと思います。
ゆうちょ銀行の窓口で小銭の両替はできない
ゆうちょ銀行では、小銭をお札に両替することはできません。
銀行と同じような感覚で利用している場合が多いと思いますが、ゆうちょ銀行は両替商とは異なり、厳密には両替業務を行っていません。
よって、小銭をお札に両替する際に、両替手数料の規定もありません。
しかし、小銭を自分の口座に入金して、そこからお札を引き出すことは可能です。
ゆうちょ銀行では、以前はこれらの手続きは無料で行うことができたのですが、2022年1月に硬貨取り扱い料金が新設されました。
預け入れや払込み等の各種手続きの際に、窓口へ硬貨を持ち込む場合、枚数に応じた料金がかかります。
●硬貨取り扱い料金
枚数 | 料金 |
---|---|
1〜50枚 | 無料 |
51〜100枚 | 550円 |
101〜500枚 | 825円 |
501〜1000枚 | 1100円 (以降500枚毎に550円加算) |
また、窓口で対応してもらうため、銀行を訪れる前に事前に連絡しておくと、手続きをスムーズに行うことができます。
銀行の窓口や両替機でお札に替えることができる
銀行では、窓口と両替機でそれぞれ両替が可能です。
それぞれの銀行で手数料が異なりますが、ここでは三菱UFJ銀行を例に見ていきましょう。
●窓口で両替する場合
枚数 | 手数料 |
---|---|
1〜10枚 | 三菱UFJ銀行に口座がある場合 無料 口座がない場合 550円 |
11〜500枚 | 550円 |
501枚以上 | (500枚毎)550円を加算 |
三菱UFJ銀行のキャッシュカードを持って入れば、両替機での両替が可能です。
この方法では、1〜10枚までの小銭を無料で両替することができます。
しかし、11枚以上の小銭は取り扱いを行なっていません。
11枚以上は「両替機専用カード」が必要になります。
●両替機で両替機専用カードを利用して両替する場合
枚数 | 両替手数料 |
---|---|
11〜500枚 | 300円 |
501〜1000枚 | 600円 |
上記の2つの方法は、両替したい小銭の枚数で手数料が変わってきますね。
仮に、500枚の1円玉を両替したいと思った時、窓口では手数料が550円かかるので、50円の赤字です。
自身の口座に窓口を利用して大量の小銭を入金し、その後お札で引き出す方法でも両替が可能です。
しかし、大量に入金したい場合は「大量硬貨取扱手数料」というものがかかってくるので、注意が必要です。
●大量硬貨取扱手数料(現金入金、現金振込み。ATMは対象外)
枚数 | 手数料 |
---|---|
100枚まで | 無料 |
101枚以上500枚まで | 550円 |
501枚以上1000枚まで | 1100円 |
1001枚以上 | 1650円 以降、500枚毎に550円加算 |
窓口で大量に入金する場合、ゆうちょ銀行同様、事前に連絡を入れておくと対応がスムーズです。
大手の銀行では三菱UFJ銀行の手数料が1番安い!
銀行もゆうちょ銀行も、両替に手数料がかかることは上記の内容でお伝えしました。
銀行では三菱UFJ銀行を例にみていきましたが、今度は大手3つの銀行の手数料を比較していきます。
枚数 | 三菱UFJ銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 |
---|---|---|---|
1〜10枚 | 無料 | 無料 | 220円 |
11〜500枚 | 550円 | 550円 | 770円 |
501〜1000枚 | (500枚毎)550円加算 | 1320円(以降、500枚毎に660円) | 1540円(1001枚以上、500枚毎に770円) |
三菱UFJ銀行とみずほ銀行では、500枚までの両替では手数料に差がありません。
501枚以上の両替で見たときに差が生じています。
例えば、1000枚の小銭を両替した時を比較してみます。
枚数 | 三菱UFJ銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 |
---|---|---|---|
1000枚 | 1100円 | 1320円 | 1540円 |
3つの銀行で比較して見ていくと、三菱UFJ銀行が最も低い手数料で両替することがわかりますね。
では、三菱UFJ銀行とゆうちょ銀行で手数料を比較してみます。
枚数 | 三菱UFJ銀行 | ゆうちょ銀行 |
---|---|---|
1〜10枚 | 無料 | 無料 |
11〜50枚 | 550円 | 無料 |
51〜100枚 | 550円 | 550円 |
101〜500枚 | 550円 | 825円 |
ゆうちょ銀行は50枚までの両替は無料で対応してもらうことができます。
しかし、101〜500枚までの取り扱い料金は、銀行より高い設定になっています。
501〜1000枚では、銀行と同じ料金がかかり差がないです。
ご自身が所有している銀行の手数料を比較して、一番お得に小銭をお札に両替できる方法を選択しましょう♪
小銭をお札に両替が無料でできる方法を紹介
上記の項目では、銀行やゆうちょ銀行での両替について紹介しました。
いずれの場合も、両替に手数料がかかってきます。
せっかく貯めたお金なので、できれば手数料のかからない方法で両替したいですよね。
ここでは、駅の券売機やコンビニなどのセルフレジを利用して無料で小銭をお札に両替する裏技的な両替方法を紹介します。
どの場合も、他の人に迷惑のかかるような使い方はしないようにしましょう。
駅の券売機で両替することができる
駅の券売機で小銭をお札に両替することができます。
ここでは2つの方法を紹介します。
1つ目は、小銭を券売機に投入し、全て交通系ICにチャージする方法です。
こちらは、手元に現金が残るわけではありませんが、大量の小銭をチャージという形で無料で両替できます。
交通系ICはいろいろな場面で支払いに使うことができるから、チャージしておくと便利ね♪
2つ目は、券売機に1010円分投入し、交通系ICに10円分チャージすると、1000円がお釣りとして出てくるという方法です。
2つの方法ともに、大量の小銭を一気に投入すると、機械が故障してしまうかもしれないので注意が必要です。
ちなみに、一度に投入できる同一硬貨の上限は20枚までと法律で定められています。
よって、駅の券売機は20枚以上の小銭に対して制限をかけられるようになっています。
コンビニなどのセルフレジで両替することができる
スーパーやコンビニに設置されているセルフレジでも小銭をお札に両替可能です。
支払い時に、会計額より多くの金額を投入すると、お釣りがお札で返ってくるという方法です。
買い物を伴うので、無料というわけにはいかないかもしれません。
しかし、買い物のついでにお札に両替できると思うと、手間も少なくいい方法かもしれません。
セルフレジに関しても、20枚以上の同一硬貨に対して制限がかけられるようになっています。
しかし、大手スーパーでは小銭の投入枚数を30枚までと呼びかけているところもあるようです。
レジ内の小銭の収容枚数を超えるとエラーが出てしまうので、常識の範囲内で投入していきましょう。
小銭をお札に両替機で土日に替える方法を紹介!
仕事の関係で平日の昼間に銀行に行けないわ。
土日に両替できる方法はあるかしら?
銀行の窓口は土日や夜間は対応していません。
土日に小銭をお札に両替する方法として、銀行のATMやコインスターという両替機を利用する方法を紹介します。
ATMに小銭を入金してお札で引き出そう
小銭対応のATMに小銭を入金し、その後引き出すという方法です。
こちらは、利用しようとしている金融機関に口座をもっていることが大前提となります。
一見、最もシンプルでかつ実践しやすい方法に思いますが、3つ注意しなくてはいけないポイントがあります。
1つ目は、小銭を入金することのできるATMが少ないということです。
コンビニに設置されているATMはもちろん、街中にあるATMコーナーにも小銭の取り扱いのないものが多いです。
ATMを利用したい場合は、やはり銀行支店のATMまで足を運ぶ必要があります。
2つ目は、小銭の取り扱い枚数が少ないということです。
三菱UFJ銀行では平日のATMでの小銭取り扱い枚数は100枚以内です。(設置機種によっては取り扱い枚数がさらに少ない場合もある。)
3つ目に土日祝日に小銭を取り扱うことのできるATMはないということです。
ゆうちょ銀行はかつて、一部の夜間時間帯を除き、土日もATMで小銭を対応していました。
しかし、2022年1月の改定で平日7〜18時のみの取り扱いに変更になりました。
ATMを利用して無料で小銭をお札に両替するには、平日の取り扱い時間帯に小銭を入金し、土日や夜間にお札で引き出すしかありません。
コインスターという両替機で小銭を引換券に交換できる
コインスターという両替機を目にしたことがありますか?
このマシンは、スーパーマーケットの片隅に設置されている場合が多いです。
1回に最大5万円分の小銭を入金し、引換券に交換することができます。
その引換券を設置場所のスーパーでお買い物券として使えたり、サービスカウンターなどで現金に交換してもらえます。
現在では関東地方、中部地方、近畿地方、福岡県を中心に約270台。
「バロー、西友、平和堂、アピタ」などで設置が確認されています。(2022年3月現在)
コインスターとは、1991年にアメリカ発祥で、小銭をお札に替えることのできる両替機として設置されました。
こちらのマシンの最大の魅力は手数料が9.9%と低いことです。
仮に、全て1円玉を500枚(500円分)投入した場合で考えます。
手数料が一番低いゆうちょ銀行では、手数料が850円かかり赤字になってしまいます。
一方、コインスターでは手数料が計算上49.5円で、手元には約450円残り赤字になることはありません。
コインスターは1回に最大5万円分の小銭を入金できる。
手数料は9.9%で、銀行で両替するよりも安い。
まとめ
- 小銭をお札に両替機で替えることができる
- 無料での両替サービスは提供していないが、50枚までの両替はゆうちょ銀行の手数料が一番低い
- 各銀行の窓口や両替機で両替できるが、一定の枚数以上では手数料がかかる
- 大手銀行3社の中では500枚以上になると三菱UFJ銀行が最も安い
- 無料で両替するなら駅の券売機、セルフレジを活用することで両替可能だが、投入枚数への注意や商品の購入が必要である
- 土日に小銭をお札に両替したい場合は平日に小銭をATMに入金し、土日に引き出す(土日祝日に小銭を取り扱っているATMはない)
- コインスターという小銭をお札(引換券)に両替できる機械なら、1回に約5万円分の小銭を、投入額面に対し9.9%の手数料で両替可能
両替は銀行を利用する方法が一番身近でかつ、手軽です。
手数料の設定は、各金融機関で異なります。
また、時間と手間をかければ、無料で両替することも可能です。
自分に合ったできるだけ手数料のかからない方法で両替していきましょう♪