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庭木を消毒する時期は年3回!!薬剤を適切に使用し害虫や病気を防ごう

庭木の消毒っていつすればいいの?

効果的な庭木の消毒時期と目的は、1月~2月(予防)、3月~5月(殺菌)、7月~9月(本格的な消毒)の年3回になります。

消毒剤は大きく分けて殺虫剤や殺菌剤、殺虫殺菌剤の3種類があり、さらに噴霧する範囲や目的に応じてスプレータイプや直接土に撒くタイプなど色々あります。

なんと害虫や病気は一年中発生するんです。

毒のある虫や庭木を枯らしてしまう病気もあり、回数を重ねての消毒が欠かせません。

自分で消毒するやり方を紹介していますが、短時間で広範囲を効率的に消毒したいなら業者にまかせるのもおすすめですよ。

この記事を参考に、ぜひ大切な庭木を病気や害虫から守りましょう。

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庭木を消毒する時期は冬と春と夏の年3回実施で効果大!

庭木の消毒をする時期は年に3回あり、この時期にきちんと消毒をしておくことが大事です。

また、庭木消毒で使用する薬剤の特徴や薬剤の種類についても事前に知っておくことが必要になります。

こちらの項目では、大切な庭木の消毒の時期と消毒に必要な薬剤の種類について紹介しました。

おススメの薬剤も紹介しましたので参考にして下さい。

消毒の時期は季節によって目的が違う

庭木は、1月~2月(予防)、3月~5月(殺菌)、7月~9月(本格的な消毒)の年3回すると、効果が高まります。

各時期で庭木の消毒をする目的について詳しく解説します。

1月~2月(予防をする)

寒い時期なので害虫や病原菌は基本的に活動を停止しています。

一方でふ化する前の卵がいっぱい!!という時期なんです。

この寒い時期に庭木の消毒をしておくと、暖かくなってきた時に卵からふ化して増殖する害虫や病原菌を予防することになります。

3月~5月(殺菌をする)

冬に消毒をしても害虫や病原菌の数が0になることはないようです。

気温が高くなると害虫や病原菌も活発になり始めるので、この時期にもう一度消毒が必要になるんです。

7月~9月(本格的に消毒をする)

夏の暑い時期は、害虫や病原菌がもっとも活動する時期になります。

そのため、7月~9月の消毒は一回だけでなく何回もの消毒が必要になります。

こまめに消毒をして大切な庭木を守りましょう。

庭木の消毒剤の種類は3つある!

庭木の消毒剤には大きく分けると殺虫剤・殺菌剤・殺虫殺菌剤の3種類があり、目的・効果が異なります。

それぞれ違いについて解説しますね。

殺虫剤
  • 殺虫剤はすでに繁殖をしている害虫を退治する為の薬剤
  • 3~5月もしくは7~9月に害虫が活発化する時期に有効

殺虫剤と聞くとゴキブリやハチを退治するようなものと思うかもしれませんが、庭木には園芸用に
開発されたものを使います。

庭木用の殺虫剤には接触剤、食毒剤、燻蒸剤の3種類があり、それぞれ殺虫効果の発揮方法が異なっています。

<種類><効果の発揮方法>
接触剤害虫の皮膚から成分を浸透させる
食毒剤害虫が殺虫成分の入ったものを口にし体内に取り込ませる
燻蒸剤殺虫成分の入った蒸気やガスを吸わせる

定番で言えば「オルトラン」や「ベニカ」が有名ですね。

殺虫剤は目的・範囲に合わせて使えば、葉を食べてしまうのを防ぐ役割もありますよ♪

殺菌剤

健康な状態の植物に使用して害虫や病原菌を付きにくくする薬剤です。

植物にとってワクチン効果があります。

殺菌剤の中にはカビなどの病気の予防や初期の治療、蔓延防止などに使用されます。

有名なところでは「ベンレート水和剤」。水で希釈すタイプですが、コスパもよく、幅広い植物に使用できると人気の殺菌剤ですね。

うどんこ病やカビ病などあらゆる病気(約180種類)から守ってくれる「ダニコール1000」などもおすすめ♪

殺虫殺菌剤

害虫を退治する殺虫剤の効果と害虫や病気を予防、治療する殺菌の効果が混ざった薬剤です。

1本で2つの役割があるので助かりますが、殺虫殺菌剤で対応できる害虫や病気の範囲は先に紹介した殺虫剤、殺菌剤に比べて範囲が狭いのが特徴です。

家の近くのホームセンターではほとんど殺虫殺菌剤が置いてありました。

こちらもベニカやオルトランが有名ですが、希釈不要のスプレータイプが多い印象ですね!

手軽に庭木の消毒をやってみたいなら、殺虫殺菌剤が一番手軽に始められるのではないでしょうか。

消毒剤のタイプは散布したい範囲に合わせて選ぼう

殺虫剤や殺菌剤は散布する目的によって3つのタイプがあります。

例えば、庭木全体に散布したいのか、それとも特定の木にだけ散布したいのかにより、どのタイプの薬剤を使えばよいか変わってきます。

薬剤の中身は同じでも散布目的で効果が変わることもあります。

<タイプ><特徴>
スプレー・ホームセンターなどで1番よく見るタイプ
・水で希釈が不要
・狭い面積、狭い範囲に薬剤散布したいときに最適
エアゾール・細かい霧状に噴霧できる缶タイプが主流
・希釈などの必要がない=手軽
・粒になっているものをそのまま撒くタイプ
原液・水で希釈して使用するタイプ
・広範囲に薬剤散布したい場合に最適
浸透移行性剤・殺虫効果が持続し、予防効果が期待できる
・植物に成分を浸透させるタイプ

このほか、特定の害虫(ダニやカイガラムシ、カミキリムシなど)、あるいは植物(野菜・果樹・バラなど)専用に設計された商品もあります。

ではまず、スプレータイプから特徴を具体的に見ていきましょう。

スプレータイプ

水で薄める必要がなく、特定の庭木に向けて直接散布するもの。

スプレータイプは家庭用園芸ではよく見る代表的なものの1つ。

特定の木に散布するだけなので、使いやすくて散布する量が調整できるものが多くて便利です。

実際に家の近くのホームセンターにはほとんどがこのスプレータイプのものが置いてありました。

消毒剤といったら代表的なスプレータイプ。ホームセンターでは色々なメーカーのこのタイプが置いてありました。

エアゾールタイプ

噴射ノズルから霧のように薬剤を散布できるスプレーです。

ノズルから霧のように薬剤が出るので広い範囲に薬剤散布できるのが特徴で大きな木に使うこともでき
ます。

エアゾールタイプが気をつけなければいけないのは、周囲へ薬剤が飛んでしまうことです。

隣の家などに薬剤が飛んでしまい、何かの被害があってはいけないので風の強い日には散布をしない
ようにしましょう。

広い範囲に薬剤が飛ぶので、高い木や近寄りたくない葉についている虫を退治するのがいいですね。

粒タイプ

粒タイプは薬剤が小さな粒状に加工されたもので、そのまま木の根元に撒く

エアゾールタイプと違い周囲へ薬剤が飛ぶことも少ないですし、特定の場所に使用できるのが特徴です。

また、浸透移行性の薬剤の場合、植物が薬剤を吸収してその中を移行するので効果が比較的長期間
続くこともあります。

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粒状だと薬剤を土に撒くだけなので消毒作業が比較的簡単にできますね。

浸透移行性なら効果が長持ちで、消毒に時間が取れないような場合におすすめです。

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庭木の消毒は害虫や病気の発生する時期に合わせよう

害虫や庭木の病気は、それぞれの時期はありますが、1年を通して発生します。

害虫の種類や病気によって消毒する薬剤も違ってくるので、庭木の消毒をする時はそれぞれの特徴をきちんと把握することが必要です。

こちらの項目では庭木に発生する害虫の時期や庭木の病気について詳しく説明しています。

また、病気や害虫の対策は消毒だけではなく、剪定をするという方法もあります。詳しく説明しているので参考にして下さいね。

1年中害虫が発生!?チャドクガなど毒を持つ毛虫に注意!

害虫は年間を通して発生し、中には毒性を持つのもあるため注意が必要です。

<種類><毒性><時期><特徴>
イラガ(毛虫の仲間)6~9月別名電気虫と呼ばれる
サクラ、ウメ、柿、ツツジなどに発生
チャドクガ(毛虫の仲間)4月~6月・8月~10月全身に毒のトゲを持つ
ツバキ、サザンカなどに発生
カイガラムシ5月~10月アブラムシの仲間
ほとんどすべての樹木に発生
アブラムシ4月~5月・9月~10月ほとんどすべての樹木に発生

代表的なものを上げてみましたが、害虫は年間を通して発生するものなんですね。

特に春から秋にかけて、毒性のある毛虫が発生するので注意が必要だと思います。

特にチャドクガの毒性は強く、刺されると肌の炎症などを引き起こす可能性が高いので対策が必要ですね。

また、風に乗ったチャドクガの針が肌にささり、炎症が起こることもあるのには驚きました。

そういえば、私も小さい頃に毛虫の被害にあったわ。

しっかり対策しないとまた被害にあってしまうかもしれない、と強く感じましたね。

アブラムシや、その仲間のカイガラムシは枝や葉っぱに大量に付いて、木の汁液を吸うので庭木が枯れてしまうこともあります。

一度アブラムシやカイガラムシが発生すると、繁殖が高く駆除するのも難しいです。

毒性の有無に関わらず、定期的な消毒で害虫の発生を防ぐ必要があります。

庭木の病気の発生時期とその原因は?

病気も害虫と同じ様に年間を通して発生します。

どの病気がいつ発症するのか、病気になる原因が何か確認をしておきましょう。

<病気><時期><原因><被害>
さび病5月~6月・8月~11月カビ葉っぱがさびた様に変色、斑点ができる
すす病3月~10月カイガラムシ・アブラムシ葉っぱや茎が黒い粉に覆われる
うどんこ病5月~7月・11月頃土や落ち葉の中にいるカビ葉っぱにカビ菌がつき、葉っぱが白くなる
炭そ病4月~10月水はけが悪く、風通しが悪い葉っぱに斑点がつく、柿などは実に発生する
もち病5月~6月カビ・日当たりが悪い葉っぱが餅の様に膨らむ、何倍もの大きさになる

さび病は進行すると、葉っぱの表や茎にも広がって、ゆがみやねじれが出て枯れることもあります。

すす病は黒い粉に覆われた姿が、すすに見えるのですす病と呼ばれていることにくすっと笑ってしまいました。

ちなみにすす病もうどんこ病もカビが繁殖した所を放っておくと、葉っぱが枯れて繁殖した菌が他の植物に移って被害が拡大してしまいます。

炭そ病が果実に発生した場合は斑点の所が腐り、茎や枝の場合は斑点になっている部分から枯れてしまいます。

炭そ病は実家の庭木もなっていたよ。

もち病は進行した部分がツバキ類では何倍もの大きさになり、まるで焼いた餅の様に膨らみます。

病気がさらに進むと発病した所は表面に白い粉が出てきます。

いずれの病気にせよ、大事な庭木の病気を広げないためにも予防や早期対策が必要だと思います。

剪定をして庭木の病気や害虫の予防対策をしよう

病気や害虫が発生するのは日当たりが悪かったり、風通しが悪かったりするとなってしまうこともあります。

庭木の病気や害虫を予防する為に庭木にとってよい環境にしてあげることも大事です。

木の幹や根元まで日光が届いて風通しのよい植物は、きちんと光合成ができるので木が丈夫に育ちます。さらに剪定をすることで害虫も寄り付きづらくなります。

病気や害虫がついてしまった時も選定後に消毒を必ずするようにしましょう。

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庭木の消毒のやり方や注意点3つを守って挑戦しよう!!

殺菌剤や殺虫剤を使って自分で消毒する時にいくつかの注意点があります。

虫や菌を消毒する薬剤は、そのやり方によっては他の生物に悪影響が出ることもあります。

消毒で使用する薬剤は、健康被害につながることもあるので、こちらの項目でしっかりやり方を確認してから作業をしましょう。

作業する時のやり方は重要だよね。

庭木消毒作業に適している服装は長袖で長ズボン

庭木の消毒をする時は夏だと蚊に刺されや、虫が気になるので長袖、長ズボンが基本です。

また薬剤から自分を守る為に帽子やマスク、ゴーグルなども着用しましょう。

ホームセンターで手に入る薬剤は、専門店で売っている劇物指定の殺虫剤に比べれば弱いですが、それでも肌荒れのリスクなどがあります。

害虫、そして消毒剤が触れないようしっかり対策しましょう。

庭木を消毒する時の注意点4つを守って安全快適に

使用上の注意を事前に確認する

薬剤は種類によって使用方法が違います。間違った使い方をすると庭木や作業する人へ悪い影響があります。

使用上の注意はしっかり確認しておきましょう。

風の強い日を避ける

風が強いと、ご近所さんや他の植物などに薬剤が流れてしまう危険があります。

薬剤を使う時は風の向きなどを確認しましょう。

また、風が強い時には消毒する日を変更するなどしましょう。

子供やペットが近づかないようにしよう

薬剤がかからない様にする為に、消毒をする時は小さなお子さんや赤ちゃん、ペットが近づかない様に気をつけましょう。

なるべく窓も閉めて、風向きの影響で室内に消毒剤が吹き込まないようにするといいですね。

忘れないで!洗濯物は室内に取り込んでから散布しよう

屋外に洗濯物を干している場合、風向きや噴霧するエリアによっては洗濯物に消毒剤が付着してしまう可能性があります。

消毒剤が衣類に付着した着てしまうと、スキントラブルの要因になり得ます。

庭やベランダなど屋外に干した洗濯物は取り込んでから、庭木の消毒業を行いましょう。

消毒後3時間くらい経過していれば雨が降ってもOK

予報が外れて雨が降るみたいだけど、消毒剤が流れてしまわないか心配だ。

初夏~真夏にかけての暑い時期は特に、急な雨や台風などが気になりますよね。

基本的には散布後2~3時間経過すると薬剤が乾き、浸透し始めるので流れる心配もありません。

特にスミオチンは1時間くらいで乾燥するので、薬剤散布直後に雨が降らない限り大丈夫だと考えっれます。

ただ粒タイプなどは大雨で土の上に水がたまったり、強い風が吹きつけると飛ばされたりする可能性があります。

もちろんいくら数時間空けて乾いたからといっても、たたきつけるような大雨では流れてしまうリスクも….。

やはりなるべく晴れた日に消毒剤を散布するほうが、安心して過ごせることでしょう。

もし晴天に恵まれそうにないというタイミングであれば、展着剤を使用すると雨でも流れないのでおすすめです。

水和剤や乳剤など水で希釈して使用するタイプの消毒剤を用いる場合、展着剤を混ぜることで葉や木の表面に薬剤を付着させてくれます。

展着剤は混ぜることで、沈殿しやすい水和剤などの薬剤も水の中で均等に分散してくれるというメリットもあります。

ちなみにスプレータイプの商品ではすでに展着剤が入っていることが多いようです。

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庭木の消毒は業者に頼むのもオススメ

庭木消毒に使用する薬剤は、人にとって有害なものもあるので取り扱いには注意する必要があります。

使用方法を間違えてしまうと十分に効果が出なかったり、庭木が消毒の薬剤によって枯れてしまったりすることもあるのです。

安全で、確実に庭木の消毒をしたいなら思い切って業者に頼むのもありだと思います。

どれくらい費用がかかるのか知りたいあなたに、相場を紹介しますね。

消毒にかかる料金の相場〈庭木一本辺りの料金の目安〉

木の高さ費用
0m~3m2000円~3000円
3m~5m3000円~6000円
5m~7m6000円~10000円

庭木の消毒にかかる費用は、庭木の高さによって変わります。

業者によって消毒する土地の広さや使う薬剤の量によっても価格が変わることもあるのでしっかりと確認をしておきましょう。

また、業者に依頼をする時は必ず見積もりを取り、内訳の内容を確認した方がいいと思います。

私の両親も消毒は業者に頼もうかなと話をしていました。

まとめ

  • 庭木の消毒時期は、1月~2月、3月~5月、7月~9月の年に3回ある
  • 消毒の時期は1月~2月は予防をする、3月~5月は殺菌目的、7月~9月は本格的な消毒と季節によって消毒をする目的が変わる
  • 庭木の消毒の種類は、殺虫剤、殺菌剤、殺虫殺菌剤の3種類になる
  • 殺虫剤や殺菌剤は散布する目的によってスプレータイプ、エアゾールタイプ、粒タイプの3つのタイプがある
  • 害虫の発生する時期は年間を通してあり、毛虫の仲間のイラガやチャドクガは毒を持っているので注意が必要
  • 庭木の病気も年間を通して発生する
  • 庭木の剪定をすることで病気や害虫の発生を予防できる
  • 庭木の消毒作業をする時は長袖、長ズボンで作業する
  • 確実に消毒作業をしたいなら業者に頼むのもオススメ

庭木の消毒が年に3回もあるとは私は知りませんでした。そんなにあるんだと驚きました。

庭木の病気も色々あり、実際に病気になった木を実家でみたことがあります。

きちんと消毒をすることで大切な庭木を守ることができるんですね。

こちらの記事に書いてあることを実践して、大切な庭木を病気や害虫から守って下さい。

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