スライムの中に入っているホウ砂って、危険じゃないのかしら?
ネットで検索すると、ホウ砂なしでもできるスライムの作り方はたくさん出てきますが、その中でも実際に私が成功したホウ砂なしの作り方4つを紹介します。
一般的なスライムは洗濯のりなどに入っているPVAという物質とホウ砂が化学反応を起こして固まることで作れるのです。
「ホウ砂」は重曹のような働きをしますが、重曹よりもアルカリ性の強い物質なので、目に入ったり、飲み込んだりしたら体に悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。
ホウ砂は掃除にも使えるものなので、手荒れも気になります。
ホウ砂なしでも簡単に作れて、安心して遊べるといいですよね。
ホウ砂なしで身近にある材料で作れるスライムの作り方と、ホウ砂を使った作り方や注意点も紹介していきます。
スライムの作り方でホウ砂なしの方法を試してみた
私は子どもと、スライム作りをよくするのですが、ホウ砂を使う作り方しか試したことがありません。
そこで、ホウ砂なしの作り方を実際に試したので、その中でも成功した2つを紹介します。
私が選んだのは、家で普段使うものや100均などで手軽に買えるものでできる作り方です!
ぜひ、参考にしておうち時間などで作ってみてくださいね♪
材料は違いますが、使用する道具は共通するものがあります。
- ボウルや紙コップなど
→材料を混ぜるときに使う器 - 割りばしやスプーンなど
→材料を混ぜるために使うもの - 計量カップ、軽量スプーン
→材料を測るために使うもの
基本はこの3つですが、手が汚れるのが嫌な場合や、手荒れが気になる場合はエンボス手袋やゴム手袋があるといいでしょう。
洗濯のりと洗濯洗剤で固まらない場合は目薬が使える!
スライムがホウ砂なしで、洗濯のりと洗濯洗剤だけで作れるなんて本当にびっくりしました!
どこの家でも洗濯洗剤はあると思いますが、スライムを作るときは液体洗剤を使います。
洗濯するときにパリッとした仕上がりが好きな場合は、洗濯のりを使うこともあるでしょう。
私はスライムを作るために洗濯のりを買っています(笑)
まず1回目は、「洗濯洗剤と洗濯のりだけでスライムが作れる」という方法を試しました。
私の家で使っているアタックと100均で買った洗濯のりを試したのですが、30分くらい混ぜてもスライムみたいに固まりませんでした。
泡立ててみたり、早く混ぜてみたりしたのですが全く変化がなかったのです。
いろいろな作り方を見ていると、ほとんどの場合でアリエールを使っていました。
アタックは中性の洗剤、アリエールは弱アルカリ性の洗剤なので成分が違い、固まらないという結果になってしまうのです。
同じ液体洗剤でも成分がだいぶ違うのですね!
アリエールを買って心機一転、もう一度作ってみたのですが、アリエールと洗濯のりだけでは、いくら混ぜても固まってくれません。
動画やいろいろなサイトを見ましたが、原因はわからずじまいです。
その後、試行錯誤を繰り返し、完成した材料と作り方を紹介します。
たった3つの材料でスライムが作れてしまうので、準備も大変なこともなく気軽に作ることができますね。
洗濯のりとアリエールを混ぜたところまでは、1回目の作り方と一緒なのです。
そして、うまく固まらなかったときに使ったのが「目薬」。
「目薬」を少しずつ追加していくとあら不思議!少しずつ固まっていくではありませんか♪
目薬がホウ砂と同じ役割をするのでホウ砂なしでも作れるのですね!
何度も挑戦してすごく苦労しただけに、固まってくれて嬉しかったです!,
ほんの数滴なのですが、こんなに変化があるとは驚きでした。
目薬には加工をされたホウ砂が入っていて、目の洗浄、消毒をする役割もあるのです!
スライムを作るときに使う目薬は成分表示に「ホウ砂」「ホウ酸」などと書かれているものを使ってくださいね。
魔法の砂と洗濯のりでスライムになるか実験
こちらは変わり種!
100円ショップのダイソーで販売されている「魔法の砂」を使って作るスライムがあるのです。
「魔法の砂」とは、少し前にはやった「キネティックサンド」のようなもの。
魔法の砂は色が4色あり、自分で着色しなくてもいろいろな色を楽しむことができますよ。
ホウ砂なしで本当に砂がまとまってくれるのか、砂なので出来上がりの触り心地など、すごく不安でした。
始めはなんだかジャリジャリしていましたが、少しずつ洗濯のりを加えることで、意外にまとまってくれます。
洗濯のりが多すぎると、ドロドロになって手にくっついてしまいます。
1回目は洗濯のりを入れる量が多く、残念ながら失敗。
2回目は本当に少しずつ洗濯のりを加えていったので、砂がまとまる瞬間に気づくことができました。
魔法の砂はもともと不思議な触り心地なので、スライムにしたらなんだか「ねり消し」を連想してしまうような感触と伸び具合でしたよ。
馴染みのあるスライムと比べると、まるで柔らかくて伸びる粘土のような感じです。
スライムの作り方でホウ砂なしで重曹を使う方法
次は、スライムの作り方をホウ砂なしで、重曹を使ったスライムの作り方を2つ紹介。
重曹もホウ砂と同じアルカリ性のものですが、粉のものと液体のものをそれぞれ使って作ります。
今度も何回か失敗はしたのですが、重曹なしで成功した作り方を紹介していきますね。
液体のりと重曹に目薬を加えると驚きの変化が!!
今まで何度も実験を繰り返してきて、この方法がすごく簡単にスライムが作れました!
それはどこの家にでもありそうな、液体のりと重曹を使う方法です。
分量は液体のりを、自分の作りたい分だけ使いましょう。
液体のりに重曹を入れて混ぜると、液体のりが白くブクブクして少しふくらんだのでビックリしました!
それだけではまだドロドロなので、混ぜながら目薬を少しずつ入れていきました。
目薬を入れると少しずつ固くなり、まとまってきて、手にくっつかなくなったのです♪
目薬を入れる量は、本当に少しで1回に3~5滴くらいの量を入れて混ぜ、たくさん入ってしまわないように注意が必要です。
セリアのエンジェルクレイでスライムが作れる♪
セリアで買うことができるエンジェルクレイという粘土でスライムを作ります。
エンジェルクレイはとっても柔らかい粘土で、質感は紙粘土に似ています。
エンジェルクレイは使ったことがありますが、さすがに水を混ぜるのは初めてです!
手探り状態で作り、初めはスプーンやヘラでエンジェルクレイを水に溶かしていたのですが、なかなか溶けず、結局エンボス手袋をはめて手で混ぜました。
重曹クリーナーを10回くらい吹きかけると、だんだんまとまりが出てきたのですがまだ手にベタベタくっつきます。
最終的には、13、14回スプレーして何とか手にくっつかないくらいまで固まってくれました。
ですが、出来上がりはすごく「もちふわ」な感触で手触りも良く、おもちみたいに伸びも良かったです!
私が出来上がりの良さで一番おすすめしたいのは、このエンジェルクレイを使ったスライムづくりです。
ふわふわ伸びるこのスライムは触り心地抜群で、やみつきになります♪
ホウ砂なしでも重曹が代わりになるなんて驚きですね。
スライムの作り方でホウ砂を使う際の注意点とアレンジ
今回の実験結果で、ホウ砂なしでスライムを作る方法は、ホウ砂を使う作り方よりも難しいことがわかりました。
しかし、ホウ砂をスライム作りに使うときには注意して欲しい点がいくつかあります。
ホウ砂を使ったスライムの作り方と注意点、あったら楽しいトッピングも紹介するので参考にしてくださいね。
ホウ砂を使って作るスライムの基本的な作り方
最近ではすっかりスライム作りも浸透しているので、薬局で販売されているホウ砂にもスライムの作り方が書かれているものもあります。
ホウ砂の箱に書かれているものを参考にしていつも私が作っている作り方を紹介します。
ここで注意してほしいのが、ホウ砂液を入れたらすぐに固まり始めてしまうので、混ぜながら入れること!
ホウ砂を入れる量によって固さが変わるので、微調整がとっても難しいのです。
初めてスライムを作ったときは、固まり過ぎたり、ドロドロになってしまったり、何回も失敗しました。
ですが、少しずつホウ砂液を入れて、手にベタベタ付かなくなった瞬間がすごく感動的でした!
ホウ砂を使ってスライムを作るときの注意点
ホウ砂は鉱物の一種で、水溶液は弱アルカリ性となり、洗浄作用・消毒作用があるので洗剤や防腐剤に使われています。
説明書にも「目、皮膚、飲食物、小児のおもちゃ、飼料などに触れないように注意すること」と書かれているので、使用するときは注意が必要。
スライムを作るときに注意することをまとめました。
- 子どもだけで作らず、必ず大人と一緒に作ること
- スライムを口に入れないこと
- スライムを触った手で目をこすったり、なめたりしないこと
- 手に傷がある場合は、ゴム手袋をして作るようにすること
- スライムで遊んだ後は、石けんで手を洗うこと
以上の注意点を守って安全に遊びましょうね。
もし目に入ってしまったり、肌に異変を感じたりした場合はちゃんと受診しましょう!
トッピングでさらに楽しいスライム作りにしよう♪
ただスライムを作る、それでもすごく楽しいのですが、自分の好きな色を作ったり、ラメやビーズを入れたりするとさらに楽しくなります。
入れると楽しいトッピングを紹介します。
- 食紅
- 絵の具
- 蓄光パウダー
- ラメ
- ビーズ
- インテリアストーン(細かく砕いたタイプ)
- シェービングフォーム(泡タイプ)
このトッピングですが、先ほど紹介した「ホウ砂あり」の作り方だと、3番の場所で一緒に入れることがおすすめです。
固めてから色を付けるとムラになったり、手に付いてしまったりするので。
ホウ砂なしの作り方でも、洗濯洗剤やボンド、のり、エンジェルクレイに水を混ぜたタイミング(固める前の状態)でトッピングを入れましょう!
子どもから大人まで、手触りだけでなく音も楽しめるので、ぜひスライム作りに挑戦してみてください♪
まとめ
- 私が試したホウ砂なしでも作れるスライムの作り方の中から、実際に成功した4つを紹介
- スライムはホウ砂なしで、洗濯のりと洗濯洗剤に目薬を入れるだけで作れる
- ダイソーで販売されている「魔法の砂」を使って作るスライムがある
- 液体のりと重曹を混ぜ合わせ、少しずつ目薬を混ぜていくとスライムになる
- エンジェルクレイでふわもちスライムが作れる
- ホウ砂は説明書にも「目、皮膚、飲食物、小児のおもちゃ、飼料等に触れないように注意すること」と書かれており、使用するときは注意が必要
- 薬局で販売されているホウ砂にもスライムの作り方が書かれている場合もあるので、参考にするとよい
- スライムをより楽しむために自分の好きな色を作ったり、ラメやビーズを入れたりするとさらに楽しくなる
ホウ砂なしでスライムを作る方法は、1回目からうまくいかず何回も実験を繰り返しました。
簡単なのはホウ砂を使った作り方ですが、ホウ砂1箱を買うと余ってしまうのも事実です。
ホウ砂なしの作り方でもスライムは作れるので、この実験結果を参考にあなたも身近な材料で楽しく遊べるスライムを作ってみてくださいね♪