車検証が電子化されると、どのようなデメリットがあるの?
2023年1月4日から始まった車検証の電子化について、デメリットなど知りたいですよね。
費用面のデメリットは、車検の手数料が100円上がることです。
手数料が上がるのは痛い出費ですよね…。
車検証閲覧アプリで、車検満了日などが分かり、日にちが近くなるとプッシュ通知してくれるなど便利な機能もありますよ♪
逆にいえば、アプリがないと車検満了日が分からない、毎回ICチップを読み込ませないとログインできないなどのデメリットがあります。
電子車検証になるからと言っても、特別に必要な手続きはありません。
この記事では、車検証が電子化になるデメリット・メリット、車検証閲覧アプリについてや電子化がいつから始まるかなどを解説しています。
PCから、車検証閲覧アプリにログインするときに必要なものは、ICカードリーダーです。
ICカードリーダーは、カードを挿入して読み込むものが多いですが、電子化された車検証はA6サイズの紙なので挿入することができません。
電子車検証にあるICチップ部分をかざして読み込める、こちらのICカードリーダーがおすすめです。↓
車検証電子化のデメリットとメリットを徹底解説!!
車検証が電子になるのデメリットは、車検の手数料が100円上がることやペーパーレスにならないことです。
車検の手数料が上がるのは、2023年1月1日以降の車検からです。
紙と電子化で選べたらいいのですが、これからの車検証は電子化のみです。
電子車検証は、A6サイズの厚紙にICチップが埋め込まれたものに変わります。
以前と変わらず登録している車に乗るときは、電子化された車検証を所持しておかないと違反になってしまうので注意してくださいね。
ICチップの部分は破損しないように、保管しておきましょう。
ここでは、車検証が電子化した場合のデメリットやメリットを解説しています。
デメリットにはペーパーレスにならないこと!等がある
電子化してもペーパーレスにならなかったり、手数料が100円上がったりなどのデメリットがあります。
<車検証が電子化になるデメリット>
デメリット | 特徴などの説明 |
---|---|
車検の手数料が100円上がる | ○2023年1月1日から ○車検証電子化のシステム管理費用のため |
電子化してもペーパーレスにはならない | ○(旧)A4の紙 ○(新)A6のICチップ付きの厚紙 |
スマホやPCがないと車検満了日が分からない | ○今後変わることのない情報のみ記載(車体番号・形式など) ○電子化スタートからの3年間は、自動車検査証記録事項がある ○アプリで車検満了日を確認できる ○アプリが対応していない機種もある |
車検証閲覧アプリのログインが面倒 | ○車検証閲覧アプリで車検証の内容を確認できる ○毎回電子化された紙を、アプリに読み込ませてログインしないといけない |
スマホやPCの機種変をしたらアプリを再登録 | ○機種変すると、車検証観覧アプリに入っていた情報の引き継ぎができない ○車検証観覧アプリを再ダウンロードし、再登録する必要がある |
前もって車検証を電子化することはできない | ○車検前に電子化することはできない ○2023年1月4日以降の車検のときに、電子化された車検証が発行される |
スマホやPCから「車検証閲覧アプリ」をダウンロードしないと車検内容は見られません。
電子車検証が始まってからの3年間は、「自動車検査証記録事項」が書いてある紙を一緒に配布されます。
しばらくはアプリがなくても安心できそうですね♪
「自動車検査証記録事項」には、今の車検証と同じ内容で車検満了日なども書かれています。
3年経過後の車検証は、電子化で統一されるので注意してくださいね!!
電子車検証の大きさが気になるあなたは、国土交通省公式HPに仕様が記載されているので参考にしてみるといいですよ。
車検証閲覧アプリのログインは、毎回ICチップを読み込みしないといけないので面倒だなぁ
ICチップを毎回読み込んで確認するのは面倒ですよね…。
そのような場合は、アプリにログインし「自動車検査証記録事項」をPDFで保存しておくと、フォルダー内から確認できるようになりますよ♪
車検の手続きが簡単になるなどのメリットを紹介
車検証を電子化すると、車検の手続きが楽になったり、車検満了日が近づくと通知が送られてきたり、リコール情報が見ることができます。
<車検証が電子化になるメリット>
メリット | 特徴などの説明 |
---|---|
車検の手続きが簡単になる | ○今までは後日送られてきていた車検証とステッカー ○車検が終わった当日に電子化された車検証とステッカーがもらえる ○車検証が届いていないというトラブル回避 ○ステッカーの貼り忘れがなくなる |
車検満了日が近くなるとプッシュ通知が送られてくる | ○車検証閲覧アプリで車検満了日前にプッシュ通知してくれる(60日前・30日前) ○事後プッシュ通知は1日後 ○車検切れになる可能性が低くなる |
リコール情報が見られる | ○一部のリコール情報 ○車検証閲覧アプリであなたの車がリコール対象になっているか分かる |
事業者側の車検手続きが楽になる | ○陸運局に書類を送って、新しい車検証が発行されていた手間がなくなる |
車検が終わった当日に、電子化された車検証と車検ステッカーがもらえるのはいいですよね。
その場で車検ステッカーを貼り替えができるので、貼り忘れがなくなりそうです。
自動車検査証の有効期限やリコール情報はアプリで閲覧できるので、アプリをダウンロードしておくと便利ですよ。
事業者側にもメリットがあります。
今までは車検の情報を陸運局に書類を送り、後日新しい車検証が送られてくるというシステムでした。
しかしこれからは、電子化した車検証にあるICチップに、新しいデータを書き替えができるので、それらの手間を省けるようになるのです。
事業者側は手間も省けて便利になるみたいですが、車を所有している私たち側のメリットが少ないような…という感じですね。
車検証電子化のアプリで大切な情報が確認できる♪
車検証閲覧アプリには、大切な個人情報が記載されています。
電子車検証についているICチップにデータを入れることで、アプリで車検情報を閲覧できるようになりました。
PC:2022年12月21日〜
スマホ:2023年1月公開予定
パソコンで確認する場合は、ICカードリーダーが必要になるので準備しておきましょう。
電子車検証の紙は、A6サイズなので挿入型のICカードリーダーでは使えません。
ICチップをかざして簡単に読み込めるこちらのICカードリーダーがおすすめです。↓
車検証有効期限などのアプリで確認できる内容を紹介
車検証閲覧アプリには、自動車検査証の有効期限や氏名などの変更される可能性がある、情報が入っています。
電子化された紙には、今後変更のない車両名や車体番号などが記載されており、1つ追加された項目があります。
車両識別符号ID(車両ID)というものが追加されました。
車両IDは、自動車を識別する番号です。
アプリでは、変更の可能性がある情報が載っていることが分かりました。
車検証閲覧アプリの使い方は、国土交通省公式HPのアニメーションで分かりやすく説明しているので、参考にしてみてください。
他にもアプリを使って、自動車検査証記録事項としてPDFをダウンロードすることができますよ。
PDFをダウンロードしていつでも簡単に車検情報確認
車検証の情報をダウンロードしておくことで、アプリにログインせずに自動車検査証の有効期限などの情報を確認することができます。
他にも、通勤時の申請や通勤手当の支給の申請で、車検証のコピーが必要なことってありますよね。
電子車検証のICチップに入っている情報が必要です。
そのような場合は、車検証閲覧アプリの中にある「自動車検査証記録事項」をダウンロードし、印刷して提出するといいですよ。
車に乗っているときは、「自動車検査証記録事項」のコピーしたものやPDFだけでも大丈夫なの?
「自動車検査証記録事項」のコピーしたものやPDFを、運行中携帯していても意味がないので注意してください。
運行中は、必ず電子車検証の紙を携帯しておきましょう。
<自動車検査証記録事項を印刷できる形式はこちら>
PC | ○PDF形式 ○CSV形式 ○JSON形式 ○XML形式 |
スマホ | ○PDF形式 |
PDFで保存しておけば、フォルダーに入っているので毎回ログインしなくて済みますし、いつでも有効期限などの確認でき、おすすめです♪
国土交通省公式HPで、アプリの使い方やPDFの保存方法などを分かりやすく動画で説明しているので、参考にしてみてくださいね。
車検証閲覧アプリに対応しているPCやスマホを紹介
車検証閲覧アプリに対応しているのは、Windows・Android・アップル製品ですが、対応していない製品もあります。
<車検証閲覧アプリの対応機種>
PC | ○Windows10以降・OS |
スマホ | ○Android9・10・11・12(NFC対応) ○iOS14・15(NFC対応) |
簡単にいうと、スマホをかざして精算できるような機能のこと。
PCやスマホを買い替えてしまうと、車検証閲覧アプリの情報は引き継ぎができません。
買い替えた場合は、アプリを再ダウンロード・再登録し直すことになるので注意してくださいね。
車検証の電子化はいつから?軽自動車は1年遅れ
車検証の電子化はいつからなのかな?
車検証が電子化されるのは、いつから始まるのか気になりますよね。
普通車は2023年から、軽自動車は2024年からです。
軽自動車の車検証が電子化されるのは、1年遅れになるそうで、今のところ日付は明確にされていません。
普通車・バイク:2023年1月4日〜
軽自動車:2024年1月〜
車検前に、車検証を電子化にしておくことはできないので注意してくださいね。
冒頭でも言いましたが、車検証が電子化するからといって、何かしないといけないということはありません。
例えば普通車の場合、2023年1月4日以降の車検の日・記載変更・構造変更したときのタイミングで、電子車検証に切り替わります。
車屋さんが、紙の車検証から電子車検証を切り替えてくれるので、安心してくださいね♪
まとめ
- 電子車検証は、A6サイズの厚紙でICチップが埋め込まれたもの
- 電子化してもペーパーレスにならなかったり、手数料が100円上がったりなどのデメリットがある
- 車検の手続きが簡単になったり、リコール情報がアプリで見られたりなどのメリットがある
- 紙の電子車検証には、今後変わることのない車種・車番などが記載されている
- 車検証閲覧アプリでは、今後変更の可能性のある氏名や住所、自動車検査証の有効期限などの大切な情報が記載されている
- アプリがダウンロードできるのは、PCは2022年12月21日〜、スマホは2023年1月公開予定
- 車検証閲覧アプリに対応しているのは、Windows・Android・アップル製品で、ICカードが読み込める機器
- PCで車検証閲覧アプリを使用する場合は、電子車検証のICチップが読み込めるICカードリーダーが必要
- 車検証をPDF化しておくことで、いつでも気軽に確認できるから便利
- 電子車検証になるのは、普通車・バイクは2023年1月4日以降の車検から、軽自動車は2024年1月以降の車検から
電子車検証は、車検手数料が100円上がることや、アプリでしか車検情報を確認できないなどのデメリットがあることが分かりました。
車検証が電子化になると事業者側にメリットが多く、車の所有者側は、アプリを活用しないといけないなどとデメリットが多いです。
せめて、手数料あげないで!!と言いたいところですね。
PCから車検証閲覧アプリをしようする場合は、ICカードリーダーが必要になります。
電子車検証はA6サイズなので、ICチップをかざして読み込めるICカードリーダーがおすすめです♪
こちらのICカードリーダーは、電子車検証以外にも、マイナンバーカードや交通系ICカードも使えますよ。