妻が正社員で羨ましいと思うのは、金銭面と妻の社会面、夫の精神面の安定を求めているからです。
しかし、妻の本音としては夫が家事育児に協力してくれないなら負担が増えるだけなので嫌ですよね。
妻が正社員になると経済的な安定、家事育児の協力で夫婦円満、子どもの社会性の育成などさまざまなメリットがあります。
一方で夫が家事育児に協力してくれなければ、妻の負担は増え不満もたまるというデメリットもありますよ。
この記事では、正社員で働く妻が羨ましい、そう思われているのではと思う女性の不安な気持ちを解消していきます。
妻が正社員で羨ましいと思うのは安定を求めているから
妻が正社員で羨ましいと思う理由は、金銭面と妻の社会面、夫の精神面の安定を求めていることにあります。
仕事がうまくいっていないけれど、家族のことがあるから簡単にやめられないと考えていませんか。
妻が経済的にも社会的にも家庭に貢献してくれると負担も少なくなるのにと夫は考えてしまっているのですよ。
妻が正社員で羨ましいと思う理由が分かれば、今後どうしていくのが一番よいか考える糸口になりますよ。
この項目では、妻が正社員で羨ましいと思う理由について紹介します。
1人分の収入が増え金銭的に安定するので安心感が増す
妻が正社員の場合、1人分の収入が増えてある程度の金額が定期的に手に入るため、経済的に安定します。
今が専業主婦もしくはパートなら、よほど時給が高くない限りは少なくとも多く働いた分だけプラスで稼げるためです。
正社員ならボーナスも入るから、さらに収入が多くなるわよ。
現状で問題がなくても、収入が増えるなら正社員になってほしいと考える夫は少なくないでしょう。
お金が多くあればできることはたくさんあります。
- 老後資金の準備が効率よくできる
- お金がかかるもの(車、家、旅行など)を目標立てて手に入れられる
- パートナーになにかあっても生活できる
- 生活水準があげられる
もちろん、現状でしっかりできているのであればあえて多く稼ぐ必要はありませんね。
もともと老後資金の準備を進めているなら、さらに収入が増えれば投資の金額を増やせてより多く貯められます。
車をよりいいものに、旅行の行き先を国内から海外へなど、ちょっとしたグレードアップも収入が多くなるならかなえられますよ。
夫になにかあって仕事をやめざるをえなくなったとしても、生活が極端に苦しくなる心配は少なくなりますね。
専業主婦だった友人は夫がケガをして急に収入が0になり、慌てて仕事を探して大変だったと言っていました。
働いているのが夫だけなら、なにかあったときに生活していくためのお金を貯めておかないと苦労する可能性が高いですよ。
生活のゆとりのためだけでなく、なにかあったときのために正社員で働いてもらえたほうが安心という考えがあるようです。
妻には家庭以外の場での社会的な自立を求めている
妻が正社員なら、家庭以外で人と交流できるうえ、責任のある仕事をして問題対処法も学べるため、社会的に自立できると考えているかも。
家庭内だけの生活だと社会との接点が少なくなり、視野が狭まる可能性があるのですよ。
ある程度責任のある仕事をして違う世界を知れば、コミュニケーションや人間関係、問題解決など家庭以外の問題対処法も学べます。
家庭での子育てやママ友との会話以外の情報も入るため、生活も豊かになるのですよ。
自分が働いていないと、欲しいものを買うのをためらうのよね。
妻は働いていないと欲しいものを買うのを遠慮しがちになりますよね。
夫は欲しいもののお金くらいは妻に自分で稼いで買ってほしいと考えているのかもしれません。
しっかりと稼げるのなら、妻も遠慮せずに欲しいものも買えます。
遠慮がなくなれば精神的にも余裕ができるため、人間が豊かになりますよ。
人間が豊かになれば、家庭以外の自身の夢を持てるようになる可能性もあります。
夫は妻に家庭だけでなく社会的な自立を求めているのかもしれません。
夫は精神的な余裕がないため家にいる妻を羨ましく思う
夫に余裕がないなら、妻が正社員であることを羨ましく思うかもしれません。
余裕がないと、うまくいっているほかの家庭を見て羨ましく思っている可能性がありますよ。
家庭があるから仕事をやめるわけにはいかないけど、妻に相談はできないなあ。
仕事で悩んでいるときに家にいる妻を見ると、なぜ自分だけと考えてしまう場合も少なくはありません。
仕事がうまくいっておらず、転職したくて相談しようとしても正社員ではない妻には相談できない場合もあるのですよ。
また、夫は専業主婦やパートは暇だと考えている可能性も。
妻が働いていないなら、仕事を変える、やめることは一大事ですよね。
もし妻が正社員なら、夫の仕事に対するプレッシャーは少なくなる可能性があります。
夫がほかの家庭を羨ましいと思う理由は、夫自身の余裕のなさの現れかもしれません。
夫がなにかに悩んでないか、目を向けてあげる必要があるかもしれませんね。
妻が正社員を嫌がる理由は時間的拘束と家事育児の分担
妻に正社員で働いてほしいと考える反面、妻は正社員で働きたくないと考える場合も多いです。
妻が正社員を嫌がるのは、子どもとの時間が減るうえに、家事育児をワンオペでやらなければいけないと考えているためです。
妻が正社員になるなら、夫は妻の時間がどのくらい減り、どれだけやることがあるか考えて動かないと、妻の負担が大きくなるだけ。
妻が正社員を嫌がる理由が分かれば、妻だけでなく家庭内の状況も知れて問題点が分かってきますよ。
この項目では、妻が正社員を嫌がる理由について紹介します。
今しかない子どもとの時間をできる限り大切にしたい
妻が正社員を嫌がるのは、今しかない子どもとの時間を大切にしたいという考えがあるためです。
正社員になるとある程度時間が拘束されるため、子どもとの時間は専業主婦やパートよりも明らかに少なくなりますよね。
子どもとの時間が少なくなれば、コミュニケーションが少なくなり、気づける変化にも気づけない可能性があります。
子どもと過ごす今しかないかけがえのない時間を大切にしたいと考えるのは当然かと思います。
また、子どもの体調不良による急な休みや学校行事などにより、休まないといけない日が多くなりがち。
仕事を急に休むのは精神的につらいのよね。
正社員でも理解のある職場なら休みやすいですが、今の日本ではまだまだ理解してもらえない職場も多くあります。
職場に理解があっても、妻自身が休むことに罪悪感を持ってしまうのなら、プレッシャーに感じてつらくなってしまいますよね。
妻が正社員を嫌がるのは、子どもとの時間を最優先し、子どもになにかあってもすぐに対応できるようにしたいからなのですよ。
家事育児に協力してくれず負担だけが増えると嫌だから
正社員で働いてほしいって言うけど、家事も育児も私が全部やるんでしょ。
夫が家事育児を手伝わないのなら、正社員になっても妻の時間がただなくなり妻の負担が増えるだけです。
夫はただ羨ましいと思うだけかもしれませんが、その先の妻が正社員になった後のことはあまり考えていないように思います。
妻が普段どれだけの家事や育児をしているかを知っている夫は、正社員で働いてほしいと思っても言えないのではないでしょうか。
妻が正社員になってほしいと考えるなら、多少なりとも家事と育児を分担する必要がありますよ。
妻が家でどんなことをしているかよく分かっていないかもしれないなあ。
家で妻がどのくらいの家事をやっているか、まずは確認してみるようにしましょう。
普段夫はどのくらいの家事と育児をやっているのでしょうか。
自分がやっている家事育児を思い返してみて、妻がやっている内容を把握してみましょう。
妻が正社員になった場合にどのくらいの時間がなくなってしまうのか、考えてみましょうね。
正社員になった後に夫の家事育児を手伝わないなら、妻は負担が大きくなり疲弊してしまいます。
夫は家事育児を手伝いたくない、もしくは手伝えないと考えるなら、妻が正社員で羨ましいと思うのは少し待ったほうがいいですよ。
共働きの夫は妻に正社員をやめてほしいと考える場合も
妻が正社員で羨ましいと考えるのとは逆に、正社員をやめてほしいと考える意見もありました。
妻が正社員になると家庭のことがおろそかになる可能性があるので、やめてほしいと考える場合も少なくないのですよ。
子どもが小さいのは今だけなので、子育てに専念してほしいという考えからやめてほしいと考える場合が多いようですね。
家事をしっかりやってほしいという考えもあります。
正社員で働いている妻は正社員で働きたくて働いているわけではない場合もたくさんあるのよ。
やめてほしいと考えているのは、家庭の状況をかえりみず、ただ子どものためにと考えているのではないでしょうか。
実際には金銭的に共働きでないと苦しく、しかたなく正社員で働いている場合もあるのですよ。
夫婦で現状をしっかり話し合って、お互いの考えを理解し今後どうするかを考えていきましょうね。
妻が正社員のメリットデメリットを知り先を話し合おう
妻が正社員になるメリットは経済的安定と夫婦仲の好転、子どもの社会性の育成にあります。
夫婦で家事育児を分担して協力すれば、家庭。家計や子どもにも得られるメリットは大きいのですよ。
妻が働いて家事育児の時間が減っているのに夫が家事育児に協力しなければ、妻の不満がたまるだけ。
妻が正社員になるメリットとデメリットを知り、夫婦がどうするべきかをしっかり話し合えば、納得できる答えが導き出せますよ。
この項目では妻が正社員になるメリットとデメリット、夫婦の今後についての話し合いの重要性について紹介します。
妻が正社員になるメリットは経済的安定と増やせる消費
妻が正社員になると経済的に安定するため、生活費の上昇に対応でき生活費以外の消費も増やしやすくなります。
日本の家庭の共働き夫婦は全体の約7割。
その背景には、日本の賃金がここ最近上がっていないのに対し、物価の高騰が続いて支出が増えてしまっていることにあります。
働きたくないが働いている場合も多い反面、二人で働けば収入は増えるため、妻が正社員でない場合よりも経済的に安定しますよ。
経済的に安定すると使えるお金が増えるため、できることが増えます。
欲しいものを買ったり、子どもの習いごとを増やしたり、旅行に行ったりとそれまでにできなかったことがたくさんできるようになるのですよ。
我慢していたものの購入ややりたかったことも収入が増えればできるかもしれないわ!
なにより習いごとや旅行などで子どもにたくさんの経験をさせれば、子どもの人生の財産になります。
豊かな経験を得るという意味では、妻は正社員になるのはメリットが大きいですよ。
家事育児を分担して協力すれば夫婦が仲良くいられる
夫が家事育児に協力してくれるなら、正社員も頑張れるわ!
妻が正社員になり家事育児を夫とうまく分担すれば、協力することで夫婦がよりいっそう仲良くなれます。
朝は夫が早く家を出るので妻が子どもを保育園へ送り、妻より早く帰る夫が子どもを迎えに行き晩ごはんをつくる。
その後の家事は妻が子どもを寝かしつけた後にするというように、協力して役割を分担すれば、負担がどちらかに偏らずに済みます。
家族というチームのなかでどのように動いたらスムーズに生活できるかを考えることは、夫婦円満にもつながるのですよ。
家事育児を分担していくと、妻が苦手な家事が実は夫が得意という発見もあるかもしれません。
妻が得意なことは妻が、夫が得意なことは夫がというように、お互いの長所を活かして分担すれば効率よく家事育児ができますよ。
家事育児は負担が増えるからできればやりたくないなあ。
家事育児はあまりやりたくないと考える夫も多いかもしれませんが、家事育児に加えて仕事もやるのは、想像以上に重労働です。
妻に正社員になってほしいなら、家事育児の現状を把握し、夫の立ち振る舞いを変えられるかも考えましょう。
家事育児の分担は都度話し合いも必要だから、夫婦の会話がなくなる心配も少なくなるわよ。
夫婦で家事育児を分担して協力することは、夫婦仲を取りもつ意味でも有効なのですね。
子どもは触れる環境や夫との時間が増え社会性が育つ
妻が正社員になると子どもがさまざまな社会に触れるため社会性が育ちやすいです。
妻が正社員になると、子どもは妻が働いている時間に学童や習いごとなどさまざまな環境に入る機会が増えるためです。
たくさんの人と関わりコミュニケーションを取れば、子どもの人間性も育てられますよ。
子どもは家族との時間は少なくなりますが、新しい環境で成長する機会を得られるのです。
家事育児の分担で夫と子どもとの関わりが増えるのも、子どもの社会性を育てるよい要素に。
子どもが夫と遊ぶときは、妻と遊ぶよりもアクションが大きく刺激が強いため、妻と遊ぶときと違った楽しい経験ができるそうです。
夫がもともと子どもとあまり遊んでいないなら、子どもとの仲を深めるチャンスにもなるわよ。
子どもとの関わりという意味でも夫が協力的になってくれれば、妻が正社員になるメリットは最大限に活かされるのですね。
妻が正社員になるデメリットは家事育児の時間の減少
妻が正社員になるデメリットは働く時間の増加により家事育児の時間が少なくなることにあります。
妻が正社員で仕事を始めれば、その分育児や家事に割く時間は減るため、夫との協力体制がないと続けていくのは難しいですよね。
妻に正社員になってほしいと言いながら、いざ妻が働き始めても夫が今までと変わらないと妻はただ疲れてしまいます。
時間がないなかで仕事や家事育児を頑張っていても、子どもの病気や行事で休みが多くなると職場へ申しわけなさを感じる場合も。
仕事から帰ってきて散らかっている家のなかを見ると、なんでちゃんとできないんだろうと落ち込んでしまう場合もあるのですよ。
自分だけで家事育児を全部やるのは限界があるわ。
夫は妻に正社員で働いてほしくても、家事育児を協力する気がないなら、正社員が羨ましいと考えるのは筋違いですよ。
妻が正社員になるかはお互い本音での話し合いが必要
妻に正社員で働いてほしいと考えるなら、まずは考えや本音を夫婦でしっかり話し合いましょう。
妻が正社員で働きたくないならその考えを受け止めるのも重要です。
夫が今はどんな状況で妻が正社員で羨ましいと考えているのかをしっかりと話し、理解しあう必要があります。
夫は今の仕事がつらいのか、子どもともっと関わりたいのか、話し合ってみると思ってもみない考えが出てくる可能性がありますよ。
お互いがどのようにするのが一番よいか、納得できるように話し合いましょうね。
経済的な理由で正社員になってほしいと考えるのなら、収入を増やす、もしくは生活費を下げる必要があります。
今の家計の状況でどうするのが一番よいかも、しっかりと話し合って考えるようにしましょう。
お互いが納得できる結果を導き出せれば、同じ目標に向かってどう生活していくのがいいかを導き出せますよ。
収入を増やすには以下のような方法があります。
支出を減らすには、以下の方法がありますよ。
家計が現状でどうなっているかを考えてから、妻が正社員になる必要があるか考えましょうね。
そのうえでいちばん大事なのは妻の気持ちです。
家計の状況がよくなかったとしても、妻が正社員で働ける気持ちがないと、家計ばかりでなく家庭も破綻してしまいます。
正社員はどうしても難しいと妻が考えるなら、別の方法がないか検討しましょう。
なにはともあれ夫婦がお互いに納得したうえで生活できるのが一番大切です。
しっかりと話し合って、一番よいと思える方法を導き出しましょうね♪
お互いの少しの工夫で夫婦の会話も仲もうまくいく
妻が正社員で羨ましいと感じるのは、夫が悩みを妻に打ち明けられていないための可能性が高いです。
お互いが少し工夫して会話すれば、会話自体がうまくいき仲もよくなるので、ちょっとした変化にも気づきやすいのですよ。
「不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方」は、夫婦の話し方のアドバイス本です。
うまくいっている夫婦が実際にやっているコミュニケーションをもとに、話し方、伝え方、聞き方をアドバイスしてくれますよ。
家庭や家計を考えるうえで重要な家事育児の分担やお金の使い方についてもアドバイスしてくれるのよ!
たとえば、家事育児をお願いするとき、「~やって!」よりは「~やってくれる?」のほうがやわらかくて受け入れやすいですよね。
ちょっとした会話に少しずつ変化をもたらせば、妻が正社員で羨ましいと夫が思う理由も自然に会話できるようになりますよ。
この本を読んで、夫婦のコミュニケーションを円滑にしていきましょう!
ただ、悩みが打ち明けられない理由が会話とは別にあるなら、アドバイスを実践しても解決しない可能性もあります。
夫婦の問題点はどこにあるか、しっかりと見極めてから話し合うようにしましょうね。
まとめ
- 妻が正社員で羨ましいと思うのは、収入が増えて経済的にも安定するから
- 家庭以外に妻の居場所ができれば、家族以外ともコミュニケーションが取れるため社会的に自立できると考えている
- 仕事のストレスで夫に精神的余裕がないなら、家にいる妻を羨ましく思っている可能性がある
- 妻が正社員を嫌がるのは、今しかない子どもとの時間をできる限り大切にしたいと考えているから
- 正社員になった場合に夫が家事育児をまったく手伝わずワンオペになるなら、負担が増えるので嫌
- 実際に共働き夫婦では家のことがおろそかになるなら正社員をやめてほしいと考える意見もある
- 妻が正社員になると経済的な安定と家族の協力、子どもの社会性の育成などメリットは多い
- デメリットは妻の働く時間の増加により家族育児の時間が減少することにある
- 妻が正社員になるかは、家庭や家計をどのようにしたらいいか、考えや本音を夫婦でしっかり話し合う必要がある
- お互いが会話するときに少し工夫すれば、夫婦仲もうまくいきやすくなるので、ちょっとした変化にも気づきやすい
妻が正社員で羨ましいと思うのは、夫婦間の考えの少しのズレと、夫の精神的余裕のなさからくるものなんですね。
考えのズレを放置してしまうと、将来的に大きな問題になりかねません。
今後どうしていくのが一番よいかをしっかり話し合い、お互いが納得したうえで妻の今後をどうするか決めていきましょう♪
気持ちの余裕がないときにはほかの家が羨ましいと思ってしまいがち。
自分がなぜ余裕がないのかを知るには、夫婦でしっかりと話し合う必要がありますよ。
話し方、伝え方、聞き方を工夫して夫婦の会話を弾ませ、お互いが納得できる生活スタイルを送りましょう♪